【行事名】 セレトナ虫の観察会

【日 時】 2011年7月23日(土) 19:00〜20:30
【場 所】 大府市二ツ池公園セレトナ
【天 気】 晴れ
【担 当】水野利、村瀬 
【参加者】参加者30名くらい(子どもが半分くらい)
   (会員:水野利、村瀬、吉川洋、平松俊、竹内秀 浅井)
【内 容】
 セレトナ会議室で水野先生の夏の虫への注意、取り方の話を聞いてから森の中へ。手製の虫かごを手に参加している親子も何組かいた。父親も参加している家族も何組かあり、気合いが入っていた。ニイニイゼミの羽化が始まっていて「わあ。」と見つめるかお、顔。さわっちゃだめなんだよと。いわれるその視線の先でだんだん羽の広がっていく様子をリアルタイムで見せてくれた。今年は春先の気温が低かったせいか、アブラゼミの出現がおそく、ニイニイゼミの羽化がいつまでも見られるような気がする。観察会の後半の時間でやっとアブラゼミの羽化も見られた。
「これ虫?」という指の先にはゲジゲジ、ムカデ。虫ではないものもちゃんと森の中で役目があることを観察し、むししないようにという話も。所々に樹液の流れる木もあり、お目当てのクワガタも5頭いた。捕まえたお母さんの「いたー!」の声やクワガタジャンケン大会の声でにぎやかな声が森にひびいた。志学館大の夜間照明が今年からまぶしく、虫の動きに影響があるように感じられた。いつもカブトムシが集まる木には光が当たり虫の気配が見られなかった。カブトムシは今年はゼロ。燈火採集の光の下にはアオカナブンがたくさん集まっていた。
子どもたちの感想には「楽しかった。」が多かった。唯一まあまあ楽しかった。の感想の子はクワガタが手にできなかった子だった。クワガタの力はすごい。 気になったのは、虫をさわれない子どもたちが多いこと。水野先生に「来年までに虫をさわれるようにしておいてね。」と、宿題を出されていた。(記・竹内秀)
【観察した生き物】
◎昆虫
 コクワガタ(5)ヒラタクワガタ(1)オオシマカラスヨトウ、モリチャバネゴキブリ、ウスバカミキリ、クロカミキリ、ヤハズカミキリ、キマワリ、ユミアシゴミムシダマシ、セミ(アブラゼミ、ニイニイゼミ)の羽化、灯火採集ではアオカナブン(プランタの中の幼虫は大体これ))、ヒメコガネ、コハンミョウ、ハネアリ、ウスモンツツヒゲナガゾウムシ(ゾウムシらしく顔の長くないやつ)
◎その他
 ゲジ、ナメクジ、ムカデ、コウガイビル
【観察会の様子】
 
【左】さあ森の中へライトを照らしながら出発です。  【右】ムカデ 百足と書きます。足何本?

 
【左】燈火にはどんな虫が集まっているかな。  【右】ニイニイゼミの羽化が始まりました。


【観察会続き】

【左】どんどん羽が伸びていきます。            【右】ヤハズカミキリ


【左】コガタシマトビケラ類(灯火の常連ですが何種類もあるようです) 
【中】アオドウガネ(色は緑っぽいものから茶色っぽいものまでいろいろです)
【右】コハンミョウ(灯火に来る常連です) 


【左】ヒゲナガヤチバエ類?
【中】ウスモンツツヒゲナガゾウムシ(高根の森に続いて現れました。ただし死んでいました)
【右】羽アリ(いっぱいやってきました)


【左】セスジクビボソハムシ(エノコログサやメヒシバなどを食べるそうです)
【中】コオロギ類の幼虫
【右】トリバガ類


【左】ヒメコガネ 
【中】ヤガ類 
【右】クロカミキリ(松、杉など針葉樹を食べます)


【左】コマユバチ類
【中】ミカワオサムシ(肉食のはずなのにコケを食べているように見えました)
【右】ニイニイゼミの羽化


ミカワオサムシ(こちらは定説通り何かの肉を食べていました)


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