【行事名】 朽ち木で越冬する生き物たち

【日 時】 2011年2月27日(日) 10:00〜12:00
【場 所】 大府市 二つ池公園 セレトナ
【天 気】 晴れ
【担 当】吉川洋、浅井
【参加者】 一般 26名(大人14名,子供12名)
   (スタッフ:吉川洋、浅井一、村瀬、門脇、今西、平松俊、森田博、板倉)
     
【内 容】
 天気が心配されましたが、暖かく野外の活動日和となり、参加希望者も多くにぎやかな観察会になりました。研修室での説明の後、セレトナ周辺の林で参加者それぞれに朽ち木を探して早速生きもの探し、その後、落葉置き場でカブトムシの幼虫探しをしました。研修室に朽ち木を持ち帰り、そこでも親子揃って生きもの探しが展開。見つけた生きものの名前調べや解説などのまとめをし、最後に、参加者皆で虫や朽ち木などを森に返して閉会しました。今年はカブトムシの幼虫が1頭だけでチョッと期待はずれのようでしたが、冬の朽ち木の中にも色んな生き物が生きていることを観察できて、参加者の皆さんも満足な様子でした。(記:板倉)
 古いしいたけのほだ木で虫のいそうな匂いや色、木の硬さ、コクワガタの食べ痕を見て、セレトナ1階から桜の木の辺りを見て、池の東側に広がる朽ち木の中の虫を調べた。それから腐葉土の丘をみんなで掘ってカブトムシの幼虫を探した。建物に戻って持ってきた朽ち木を詳しい調べた。(記・吉川洋)
  見つけた虫
 カブトムシの幼虫一匹、コクワガタの幼虫二匹、カミキリムシの幼虫多数、キマワリの幼虫多数、ヤマトシロアリ多数、ヒゲジロハサミムシ、ハサミムシ、 ヒョウタンゴミムシ、ユミアシゴミムシダマシ、ヨツコブゴミムシダマシ、エグリゴミムシダマシ、ウバタマコメツキ、クチキムシ、ウバタマムシ、 マダラマルバヒロズコガ、コガタスズメバチ、サシガメ 、ガのまゆ、オカダンゴムシ、ワラジムシ、ゲジ、マクラギヤスデ、アオズムカデ、ジムカデ、イシムカデ、ミミズ、ナミコギセル、オカチョウジガイ、ベッコウマイマイの仲間、虫は平松さん東海市のメモも参考にしてください。(記・吉川洋)
【観察した生き物】
◎昆虫
 (成虫)ウバタマコメツキ、タテジマカミキリ、クチキムシ、ヨツコブゴミムシダマシ、ホソヒョウタンゴミムシ、コガタスズメバチ、アカシマサシガメ、シロアリ、ハサミムシ、ヒゲジロハサミムシ
(幼虫)ウバタマムシの幼虫、カミキリムシの幼虫、カブトムシの幼虫、クロカナブンの幼虫、ハナムグリの幼虫、キマワリの幼虫、ユミアシゴミムシダマシの幼虫、マダラマルバヒロズコガ
 (その他)ワラジムシ、オカダンゴムシ、マクラギヤスデの仲間、ヤスデ、ゲジ、アオズムカデ、イシムカデ、ジムカデ、ミミズ、ベッコウマイマイ、ナミコギセル 
 
【観察会の様子】
 
【左】採集風景1    【右】採集風景2

 
【左】ゲジ       【右】ウバタマコメツキムシ


【観察会続き】

【左】タテジマカミキリ             【中】カミキリムシ幼虫             【右】マクラギヤスデ


【左】ユミアシゴミムシダマシ             【中】アカシマサシガメ        【右】クチキムシ 


【左】ハサミムシ(朽ち木観察会初登場です。海岸付近に多く見られ、それ以外では減少しています) 
【右】ヒゲジロハサミムシ(ハサミムシとは脚の色、触角の色が異なります)
【右】ハサミムシ(別名ハマベハサミムシ、触角は褐色、白斑はなく、肢は一様に橙黄色です)


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