【行事名】 灯火に集まる虫と鳴く虫の音を聞こう

【日 時】 2011年7月16日 19:00-21:00
【場 所】 東浦町高根の森
【天 気】 晴れ
【担 当】春日、水野利
【参加者】一般 13 名(大人 6 名, 子供 8 名)
   (会員:水野利 春日 桑原 平松俊 古川 竹内秀 岩本)
【内 容】
 最高気温35度越えるような日が何日も続き、森は乾いている。しばらく前の雨の水分が残っていれば・・・と思いなから森の中へ。樹液は少ないが、所々にありコガネムシたちのレストランとなっていた。クワガタとカブトムシを期待し、張り切った親子が集まった。ニイニイゼミの幼虫、脱皮の最中、羽化直後、抜け殻といろいろな段階が観察できた。観察会を始めたころはまだ足元がみえニイニイゼミが盛んに鳴いていた。30分もするとニイニイゼミの鳴き声が聞こえなくなった。アブラゼミの発生が例年より少し遅れ気味なことを感じながら森を進む。
 樹液の有る所には虫たちが集まっていた。タモのとどかないところの「レストラン」には人間達が指をくわえる一幕も。コクワガタが合計三頭、クワガタよりもレアなオオゾウムシを今年も見ることができた。毎年見られるものが目にできるとやはりうれしい。ニイニイゼミが多く、抜け殻もとても多かった。(記・竹内秀 )
【観察した生き物】
◎昆虫
 ニイニイゼミ、ツマグロヨコバイ、オオホシカメムシ、ヒメガムシ、ハイイロゲンゴロウ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、コクワガタ、オオゾウムシ、モモブとゴミムシダマシ、ユミアシゴミムシダマシ、ミカワオサムシ、カナブン、キマワリ、アオドウガネ、ヒメコガネ、コフキコガネ、スジコガネ、マダラカマドウマ、コロギス、マダラスズ、ウスバカゲロウ、トビケラ、ウシアブ、ゴマフカミキリ、ウスバカミキリ、クロカミキリ、ベーツヒラタカミキリ、ノコギリカミキリ、カラスヨトウ(夏眠)、シマメイガ、トビイロスズメ、ナカジロシタバ、ノコメキシタバ、ナカムラサキシマメイガ
【観察会の様子】
 
【左】PM7時まだ明るい中観察会スタートです      【右】ニイニイゼミの羽化(1)

 
【左】ニイニイゼミの羽化(2)        【右】ニイニイゼミの羽化(3)


【観察会続き】

【左】ニイニイゼミの羽化(4)                      【中】何がいるかな(1)                      【右】何がいるかな(2) 


【左】オオゾウムシ(ほとんどみられなくなりました)        【中】ナカジロシタバ          【右】ハイイロゲンゴロウ


【左】マダラカマドウマ(木の幹に止まっていました)
【中】ナガゴマフカミキリ(キノコの生えた木に何匹も止まっていました)
【右】ミカワオサムシ(木に登っているのを見たのは初めてです)




【左】コクワガタ(子供たちが次々に見つけるので感心しました)
【中】フタモンベッコウ(体長3センチに達する日本最大のベッコウバチでオニグモを狩るそうです)
【右】ウスモンツツヒゲナガゾウムシ(灯火にやってきました)


ウシアブ?(ウシアブかヤマトアブか区別できません)


これまでの観察会へ   トップページへ