【行事名】 初夏の運動公園 ●半田ブロック主催

【日 時】 2012年6月2日(土) 9:30〜11:50
【場 所】 半田運動公園およびその周辺
【天 気】 曇り
【担 当】 榊原靖、榊原正
【参加者】 一般0名
      指導員4名(石川、加藤美、榊原正、榊原靖)
【内 容】
 一般参加なしということで、研修会っぽいディープな(?)観察会になりました。
 駐車場から入ってすぐのところにかなり大きなタブノキがあってたわわに実をつけていました。タブノキってこんな実をつけるんだ、と見ていたら見慣れないカミキリムシが。交尾中なのもおかまいなく早速叩き落して写真撮影。後日調べたところ、幼虫・成虫ともにタブノキをはじめとするクスノキ科の樹木を食べるホシベニカミキリと知れました。このカミキリ、鞘翅の黒い斑点模様が左右不対照というちょっと変わり者なんだそうです。
 マニアックついでにキキョウソウ、ヒナキキョウソウの果実にできる種子散布用の窓というのを観察しました。これらは種子が成熟して散布時期を迎えると、果実の一部がシャッターのように開いて種子をこぼすという芸当をやります。小さな植物なのにその精緻さに感動してしまいます。
 運動公園の観察会は、例年秋に行っていましたが、昨年の観察会の折にオカトラノオが生えているのを発見して、花の咲いてるのを見てみようとこの時期にずらしてみました。結果的には、残念ながらオカトラノオは見つかりませんでした。一週間後くらいにほかの場所で群落に出会う機会があったのですが、つぼみが見られただけで開花はまだでした。どうやら時期を早く設定しすぎたようです。

【観察会の様子】

【左】タブノキの葉から落としたカミキリムシを観察  【右】落ちてきたカミキリ(ホシベニカミキリ♀)


【左】キキョウソウの花殻(花ガラ)    【右】同左の“種子散布用の窓”(写真クリック→拡大)


【観察会の様子-続き】


【左】落ちてきた(ホシベニカミキリ♂)  【中】ヒナキキョウソウ(開花)   【右】ヒナキキョウソウ(つぼみ)


【左】アワフキムシの“すみか”   【中】同左の住民(住虫)…○○アワフキ     【右】サツキが満開


【左】クサグモ巣がたくさんあったがすべてトンネルから出ていた 【右】ミズイロオナガシジミ


【上】百足(ムカデ)の足の数を皆さんも数えて下さい。私たち(指導員)も久しぶりに一生懸命数えました
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