【行事名】 任坊山の冬-朽ち木の中の生物 (半田市環境課主催)

【日 時】 2012年2月5日(日) 9:30〜11:30
【場 所】 任坊山公園
【天 気】 晴れ
【担 当】 榊原正 山田和
【参加者】 一般 親子で約40名
      指導員3名(岩本、沖田、加藤美、榊原正、平松俊、古川)
【内 容】
  この時期の普通の防寒でちっとも寒くない風もないポッカポッカの好天気でした。
  環境課担当者が駐車場の一角をキープし、そこにブルーシートを敷くなどの準備があって、大変スムーズに活動に入ることが出来ました。
 まず、ブルーシートの上で朽ち木の虫探しの練習をし、それから自然のフィールドを実際に体験するという流れです。
 準備した練習用の朽ち木は、ほどよく朽ちていて中にクワガタの幼虫がいっぱい住んでいるものを使ったので子どもたちでもすぐに発見できました。ほかににもカミキリムシやキマワリの幼虫もたくさんいたので練習だけでも十分満足したような様子でした。
 そのあと、実際の自然の中での活動です。指導員は「まあ、皆さんでは見つけるのは難しく、すぐに飽きるでしょう」と現場で説明しましたが、参加者の皆さんはマイナスドライバー1本でしっかり頑張りまして、コクワガタの♂(オス)と♀(メス)の成虫も見つけました。
 クワガタの成虫を見つけると歓声をあげ、“変な”幼虫を見ると「気持ち悪い」と言って触りもしない子どもがいるなど、生き物に対する偏見がありすぎますが、この子たちの偏見を何とかするためにはこの“朽ち木の観察会”は有効な手段の一つです。(記・榊原正)
【観察した生き物】
◎昆虫 
   コクワガタ(成、幼)、ウバタマムシ?(幼)、ウバタマコメツキ(成)、コメツキ類(幼)、キマワリ(幼)、ユミアシゴミムシダマシ(幼)、コガタスズメバチ(成)、クマバチ(成)、トビイロケアリ?(成)、ヒゲジロハサミムシ(成)、シロアリ類(成)
【観察会の様子】

【上2枚】ブルーシート上での練習。1グループ(10名ほど)に1名の指導員がつきます。


【上2枚】自然の林の中での活動。参加者は自分で朽ち木を選択し虫を探します。


【観察会の様子-続き】

【左・中】松の朽ち木がふんだんにあり、その中の常連さんです(コガタスズメバチ)【右】キマワリの幼虫…必ず見られます


【左】コクワガタの幼虫のアパート?  【中】ウバタマムシの幼虫  【右】ユミアシゴミムシダマシの幼虫


【左】コクワガタ♀(メス)  【中】シロアリ…よく見ます  【右】オカダンゴムシ…以外と見つけられません


【左】クマバチ(朽ち木に穴を開けて冬眠していました)

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