【行事名】 朽木の虫さんを観察しよう

【日 時】 2012年1月28日 9:30〜11:30
【場 所】 知多市梅の館周辺の林
【天 気】 晴れ
【担 当】沖田、山本辰
【参加者】一般 大人8名、小人7名
   (指導員:沖田、山本辰、古川、森田博、吉房、平松俊、榊原正、岸本、村井、平田、降幡、大野+知多市梅の館 平松さん)
【内 容】
 曇り空。風がないのが幸いでした。寒い中を一般の参加者15名と梅の館の平松氏に加えて会員も12名とこの時期にしては大所帯の観察会となりました。一般参加者に朽木の虫の小冊子を配り、榊原正氏が説明した後ホールを出ました。
 コナラの枯れ木の皮の下を探ったり、落ち葉を掘り返したりして虫や幼虫を探しました。シロアリや1センチぐらいの幼虫も見つかりましたが小さすぎて分かりませんでした。ヒゲジロハサミムシがたくさん見つかりました。ムカデ、ヨコヅナサシガメの集団、ヤマナメクジなども見つかりました。
 急な坂を登って滑り落ちるように下った崖の下に少年たちの大好きな純天然のお宝が隠れていました。太い倒木の周りの少し湿った落ち葉の下からまるまると太ったカブトムシの幼虫が次々と見つかりました。夢中になって掘る少年たちに「後は来年のために残しておこうよ」と会員からのストップがかかりました。生き物探しを終了して広場に集まり、採取した生きものを紹介しました。中でも高師小僧というユーモラスな名の土とも木とも分からない物にはびっくりさせられました。
 梅の館のホールまで戻って解散しました。(記・大野)

【観察した生き物】
◎昆虫
 成虫:ヒゲジロハサミムシ、ユミアシゴミムシダマシ、ゲジ、ツノロウカイガラムシ、カガタスズメバチ、イエシロアリ
 幼虫:クワガタムシ、コクワガタムシ、カブトムシ、カミキリムシ、ユミアシゴミムシダマシ、ヨコヅナサシガメ、キマワリ、ケバエの仲間、
◎その他
 トビズムカデ、アラゲキクラゲ、チャカイガラタケ、ミイロアミタケ、コフキサルノコシカケ、ハチノスタケ(以上キノコ)、高師小僧(褐鉄鉱の一種)、ヤマナメクジ、
◎植物
  タブ、ノキシノブ
【観察会の様子】
 
【左】小冊子で虫の説明  【右】少年の慣れた手つき   

 
【左】あー、この虫だ!  【右】傾斜地は体力づくりにいいです。


【観察会続き】

【左】あたらしい、発見がありました。     【右】巨大カブトムシ


【左】クワガタの仲間が出てきたよ     【中】枯れた倒木が今年はありました。     【右】どんな虫が見られてか分かち合いをしています。  


【左】ユミアシゴミムシダマシ      【中】ユミアシゴミムシダマシの弓状の部分      【右】ユミアシゴミムシダマシの幼虫


【左】キマワリの幼虫           【中】カミキリの幼虫           【右】カミキリの幼虫


【左】コクワガタ幼虫           【中】ヒゲジロハサミムシ         【右】ヨコヅナサシガメの集団


【左】セミの抜けがら          【中】ツノロウカイガラムシ         【右】ケバエの仲間


【左】コガタスズメバチ         【中】イエシロアリ?         【右】トビズムカデ(オオムカデの仲間で強毒)


【左】ヤマナメクジ        【中】タブの燐芽(リンガ)     【右】クスノキに着生したノキシノブ。丸いのは胞子が付いているところ(胞子嚢・ホウシノウ)


【左】ウメノキゴケの仲間(地衣類)          【中】コフキサルノコシカケ(薬用)          【右】ミイロアミタケ


【左】チャカイガラタケ          【中】ハチノスタケ(ヒダが蜂の巣状)          【右】アレゲキクラゲ(中華料理の材料)


高師小僧(褐鉄鉱の一種・名前は産地の豊橋市の地名から)


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