【行事名】 「出光興産事業所内の自然」(知多自然調査隊) ●知多市環境政策課

【日 時】 2011年7月23日(土) 9:00〜11:45
【場 所】 知多市出光興産(株)愛知製油所 樹林帯
【天 気】 晴れ
【担 当】吉房、大野
【参加者】 一般 大人42名、小人46名
     特別講師 鉄崎幹人氏
     知多市役所 7名
       出光興産(株)愛知製油所 サポーターとして約20名
     会員(吉房、大野、降幡、畠、古川、中井康、霜鳥、平田、沖田、小島、山田絹、山本辰、南川)
【内 容】
 今回の観察会は知多市の環境調査隊特別版として出光興産(株)愛知製油所で、「海につくった森」で夏の生き物を観察しようというテーマで行われました。特別講師として鉄崎幹人氏をお招きして「身近な自然を見つめよう〜生きものって面白い〜」というテーマでの講演を聞いた後に皆で樹林帯を観察しました。
 開会の挨拶に続いて事業所より事業所の配置図とか事業内容、エコ活動、グリーンベルトの面積などの簡単な説明があってから、鉄崎氏の講演に入りました。講演の内容は子供達に分かりやすい説明で、しかもクイズ形式で子供達にも参加させて会場を盛り上げたうえで、弱肉強食、寄生と共生の話とすすみ、最後は地球に対して人間は共生しなければならないが現状はどうかと疑問を投げかけ、自然を守ることの大切さを訴えるものでした。
 講演が終わってから10グループに分かれて宗像神社から南に向かってグリーンベルトを観察しました。ここは海を埋め立てた造成地で、幅100mで距離は6kmにわたって計画的に植樹されたとのことです。当事業所のグリーンベルトはその内の2kmだそうです。宗像神社前の草地で講演に出てきたノウサギの糞をたくさん見つけました。臆病な動物で夜しか活動しないようです。神社周辺ではご神木のカシワの木をはじめとしてシマトネリコ、シイ、クスノキなどが観察されました。森を少し離れて見るとクスノキにクズが絡みついて上へ上へとつるを伸ばしていました。子供たちの興味はチョウやトンボやセミなどですが、参加者の人数に比べて少なかったせいかなかなかつかまりませんでした。正門より南の樹林帯への入り口にはミゾコウジュの保護区が設けてありました。樹林帯の中は歩きやすく整備され、周りの木々もかなり間引かれていて草や若木が育っていました。そしてその奥に子供たちを喜ばせるメーンエベントが待っていました。シマトネリコと周辺の木の幹に無数のカブトムシがいました。昼間とあって活動は鈍く簡単に捕まえられました。カブトムシが飛んできて女の子にとまって女の子を泣かせるというハプニングもあり、飼育箱に雄と雌のカブトムシと腐葉土も入れて持ち帰っている用意周到な家族もあったりして、カブトムシにはみなさんが満足されたものと思いました。特別講師の鉄崎さんは常に積極的に指導されて参加者に多くのものを残して行かれました。また私たち指導員にも多くの教訓を残されました。再び宗像神社に戻って前の広場で記念撮影をして解散しました。(記・大野)
【観察した生きもの】 クマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、キチョウ、アオスジアゲハ、ヒメアカタテハ、カブトムシ、コクワガタムシ、コオロギ、ショウリョウバッタ、ヒメギス、イナゴ、ツチイナゴ、キリギリス、クルマバッタ、マダラバッタ、クビキリギリス、ツユムシ、カマキリ、アオクサカメムシ、アシナガバチ、クモ、ダンゴムシ、ゴキブリ、カタツムリ、ナメクジ キジ、ドバト、カラス、ヒヨドリ、スズメ、ノウサギの糞 【観察会の様子】
【観察した生き物】
◎植物 
  シマトネリコ、シャリンバイ、ハゼノキ、モッコク、シイ、トウネズミモチ、シイ、ホルトノキ、アラカシ、カシワ、ハクサンボク、トウカエデ、ハナミズキ、トウサワグルミ、ヒサカキ、ヒイラギモクセイ、グミ、ハマヒサカキ、クスノキ、ヤブニッケイ、イヌビワ、クマザサ、クズ、ヘクソカズラ、スズメウリ、イヌビワ、クズ、ヘクソカズラ、スズメウリ、アケビ、マダケ、ハチク、クマザサ、ヒナギキョウ、、ツユクサ
◎昆虫
 カブトムシ、ショウリョウバッタ、ニイニイゼミ、カナブン、キマワ、エンマコウオロギ、ショウリョウバッタ、オオトビモンシャチホコ?、ハサミムシ、シオヤアブ、アオバハゴロモの幼虫、
◎鳥
 
◎その他
 ノウサギの糞、、カタツムリ、コガサタケ?
【観察会の様子】
 
【左】会議室で開会式と講演      【右】班分け、

 
【左】草原で虫さがし       【右】カシワの観察


【観察会続き】

 最後に記念写真


【左】ノウサギが出てくる芝生広場          【中】森をア散策         【右】シマトネリコにカブトムシがたくさん張り付いていました。


【左】鉄崎幹人氏にカブトムシの捕まえ方うを教えてもらっています。     【中】さらに奥を散策           【右】当会会員作の焼竹製のクワガタをプレゼントされ大喜び


【左】カブト、ゲット           【中】ニイニイゼミ、ゲット          【右】ショウリョウバッタ、ゲット


【左】カナブン           【中】キマワリ           【右】カブトのメスをめぐる戦い


【左】エンマコウオロギの♂の幼虫         【中】ショウリョウバッタ         【右】バッタ類幼虫


【左】エンマコウオロギ         【中】オオトビモンシャチホコ?          【右】ハサミムシ


【左】シオヤアブ            【中】アオバハゴロモの幼虫         【右】カタツムリ


【左】シマトネリコ           【中】ニガナ            【右】ノウサギの糞


【左】カシワの実          【中】モッコクの花          【右】ヒナギキョウ


【左】ホルトノキ          【中】ツユクサ          【右】シナサワグルミの果実


【左】コガサタケ?           【中】講演会場にて           【右】行事予定表


【左】本館前にて           【中】本館前にて           【右】宗像神社に向かって


【左】宗像神社に向かって           【中】ヤガの仲間          【右】草広場と森


【左】カブトムシの昼寝?          【中】森の中の観察          【右】カブトムシくらべ


【左】ウスバカミキリ         【中】親子仲良く          【右】オオトビモンシャチホコ?


【左】カブトムシ          【中】カブトムシ捕まえました。          【右】草むらで虫の観察


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