【行事名】 「明徳寺川の生きものに会おう」

【日 時】 2023年7月14日(金) 19:00〜21:00
【場 所】 東浦町 高根の森
【天 気】 曇り
【担 当】 水野恭、水野利
【参加者】 一般:72名
             (指導員:浅井一、岩本、桑原、竹内秀、田中央、牧野、水野恭、水野利、森田)
【内 容】
 今年は梅雨に入るのが特に早かった。雨もよく降り、九州地方では線状降水帯によ る大雨の被害も報じられる年となった。梅雨明け間近といわれるが、今のところいつ かははっきりしていない。観察会前々日の午後にはゲリラ豪雨のような雨の降り方も あり、落ち葉は湿り、観察会当日はむしっと湿度の高い燈火採集日よりとなった。樹 液の出ている木にはコクワガタが多数見られ、カブトムシは3頭、しかしながら観察 会の参加者が多く、子供たち全員には渡りきらないという現状となった。今日は駐車 場の無断利用がほとんどなかったのに、参加者が多く、近くの公園近くに停めてもら うということも発生した。
 スタートしてすぐ、ニイニイゼミの羽化が見られた。低いところで羽化するので見 やすい。キノコの柄にとまって羽化をしキノコの傘の上を動き回るセミはだあれ?子 供たちはほら見て!と目を光らせて見入ったが、親の方が「カブト、クワガタ」と唱 え、「先生の近くの前の方にいないととられちゃうよ」と何回も聞いたのが、近頃の 傾向になってきたか?子供の中には、「やだ〜さわれんもん!」という子もいたよう だった。クワガタが虫好きの入り口になってくれればと願うばかりである。
 カマドウマ、カラスヨトウ、コロギス、など毎年見られるものが見られてほっとし た。灯火採集の幕に集まる虫たちが案外少なく、アオドウガネやコフキコガネ、スジ コガネのなじみの顔が少し見られた。      (記・竹内秀)

【観察した生物】
◎昆虫 ガガンボ、ユミアシゴミムシダマシ、カナブン(大量)、ウスバカゲロウ、スジコ ガネ(杉を食す)、アオドウガネ、コフキコガネ(多)、スジコガネ、カブトムシ、 コクワガタ、ノコギリクワガタ、ハサミムシ、ムカデ、キマダラカミキリ、ミヤマカ ミキリ、カラスヨトウ、ニイニイゼミ、オオヘリカメムシ、コロギス、ハネナシコロ ギス、キリギリス(幼)

【観察会の様子】

【左】始めのお話     【右】誘蛾灯をセットしてナイトハイク


【左】ニイニイゼミの羽化     【右】灯火に集まった虫の説明。


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