「大池公園のキノコを観察しよう」

15年9月15日(月)動植物資料館前9:30集合

観察場所:池を一周し採集し戻り、動植物資料館前で分かち合い


 毎回、天気についてです。8月末から高温続きで降水量があまりありません。こんな時はキノコに発生条件が良くありません。今年は梅雨明けが遅く、8月に入っても雨が降った為かあちこちでマツタケが出た話題がありました。キノコは雨の少ない時も、雨が多い時も、また、暑い時も寒い時もいつでも発生しています。キノコもいろいろな環境条件により住み分けをしています。キノコは動植物から栄養を取っていますから植物や動物を見かけるところは、多いか少ないかは別としてどこでも観察することができることでしょう。
 キノコは菌類といわれ、生物界で大切な役割をしています。動物や植物を分解して土に戻す大きな働きをしているのです。もし地球上にキノコ(菌類)が無かったらどうなるでしょう。動物や植物の屍だらけになってしまうこでしょう。

 
【左】イヌビワの実です。ビワはバラ科ですがイヌビワはクワ科でイチジクの仲間です。ちょうど食べごろみたいです。
【右】ムクの果実です。この実も食べることができます。干し柿のような味がします。昔の子どもおやつになっていました。

 
【左】今年はヒガンバナの開花が遅れているようです。ヒガンバナは毎年、彼岸のころ9月23日ころ開花します。
【右】グリーマップで、どのカードにするか選択をしています。グリーマップについて詳しくはリンクでごらんください。

 
【左】アオギリの種です。アオギリはチョコレートと同じ仲間の植物です。種は食べることができます。
【右】グリーマップのグル−プが集まり「出会いの広場」で記念写真をとりました。

 
【左】アイガモが池の縁に卵を産んでありました。遊歩道から見えるところです。
【右】少し遠くから見たアイガモの卵です。子どもたちが発見してくれました。

 
【左】今少なくなったオオミノガでしょうか。
【右】イラガの踊室(ヨウシツ)でしょうか。

 
【左】アメリカシロヒトリでしょうか。
【右】ウスヒラタケが重なるように出ているところです。ヒラタケの仲間は八百屋さんでシメジという名前で売っているおいしいキノコです。今日はたくさん採れたので皆さんで分配しました。

 
【左】黄色い方が古いウスヒラタケで白いのが新しいウスヒラタケです。キノコは新しいのと古いのは随分色が違います。
【右】ダイダイガサという南方系のキノコで、最近よくみます。地球温暖化の影響でしょうか?

 
【左】マメザヤタケです。大池公園ではミカンの切り株に生えていました。
【右】ホウロクタケで、広葉樹の枯れ木によく生えています。

 
【左】ヒトヨタケです。ヒトヨタケは一夜でキノコは解けてしまうので名がつけられました。おいしいキノコですが、お酒と一緒に食べると悪酔をします。
【右】黒いのがクロコブタケで白いのがカワタケです。いずれも木を腐食させるキノコです。

 
【左】ウラベニガサだと思います。キノコは茎(クキ)や傘(カサ)にあまり触ると模様が消えたり、燐片(リンペン)が落ちて見分けが出来なくなります。
【右】ニオイコベニタケです。カブトムシの匂いがします。子どもが代わる代わる匂いを嗅ぎました。

 
【左】ガンの増殖を押さえる働きがあるといわれ、薬用にされているコフキサルノコシカケです。
【右】茎が杖(ツエ)みたいに長いので名前が付けられたツエタケです。食用になります。

 
【左】枯れ木によく生えるベッコウタケです。だんだん鼈甲(ベッコウ)色になります。
【右】瓦(カワラ)みたいに折り重なるように発生するカワラタケです。制ガン剤に使われています。コ

 
【左】トガリフクロツチグリ成長した玉の中にホコリ状の胞子あり、風で飛ばします。
【右】傘の表面が光っているツヤウチワタケです。


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