【行事名】 海岸の生き物を見つけよう
【日 時】 2010年5月16日(日) 9時30分〜11時30分
【場 所】 常滑市蒲池海岸
【天 気】 晴れ
【担 当】森田琢、中井康
【参加者】 一般29名(大人12名, 子供17名)
(会員11名(森田(琢)、中井(康)、中井(三)、門脇、森田(博)、榊原(正)、斉上、
浅井(一)、平松(俊)、田中(和)、降幡)
)
【内 容】
9時30分蒲池魚港Pへ集合、海岸の生き物の採集・観察後にはリリース する事をお願いして砂浜に移動。海辺ではアカクラゲ、イワガニ等の危険生物へ の注意を促して観察に入った。当日は波風少なく観察適日であったが、水温が低 く海風もやや冷たく感じらた(腰まで浸かって魚取りに勤しんだ子供は終わり頃 には寒さに震えていた)。初耳の珍しい生き物にはスベスベオウギガニ、カミクラゲがいた。用意した水槽にはクジメ、ギンボ、ナベ カ等が集まり子ども達が興味深げに覗いていた。(記・森田琢)
【観察した生き物】
◎魚類
クジメ、コウライヨロイメバル、セイゴ、ギンポ、アゴハゼの幼魚、ボラの幼魚
◎甲殻類
イソスジエビモドキ、イシガニ、イソガニ、スベスベオウギガニ、、イソコツブムシ、
ヨコエビの仲間、ウンモンフクロムシ、フナムシ、
◎軟体動物
アサリ、シオフキガイ、ツメタガイ、ホトトギスガイ、アカニシ、イボニシ、カラマツガイ、
ヒメケハダヒザラガイ、サルボウガイ、アメフラシ、ウミフクロウ
◎海藻
ワカメ、アナアオサ、アカモク
◎その他
ミズクラゲ・アカクラゲ・カミクラゲの死骸、ゴカイ、イワムシ、チロリ、マナマコ
◎昆虫
モンシロチョウ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、ハマベエンマムシ類、ケシガムシ類、アバタウミベハネカクシ、ウミベアカバハネカクシ、アカウミベハネカクシ、フトツヤケシヒゲブトハネカクシ?、ホソセスジヒゲブトハネカクシ?、ナミテントウ、クロウリハムシ、トホシクビボソハムシ、サビヒョウタンゾウムシ?、ヒメカクスナゴミムシダマシ?、コバネナガカメムシ、ヒメマダラナガカメムシ?、キリウジガガンボ類、ツルギアブ類、ナミホシヒラタアブ、フタホシヒラタアブ、ツマグロキンバエ、ハエ類(多種)、クマバチ、ヒゲナガハナバチ類、ハマベハサミムシ、オオハサミムシ
【観察会の様子】
【左】蒲池港で開会のあいさつ 【右】波も静かでよい日になりました。
【左】テトラポットの下に生き物がたくさんいました 【右】アメフラシに触ってみました。
【観察会続き】
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【左】水槽の中にいる生き物を説明しています。
【中】ススキの幼魚
【右】ボラ
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【左】チチブ
【中】ギンポ
【右】コモンイトギンポ
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【左】ギンポ?
【中】12
【右】タケノコメバル
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【左】ムラソイ?
【中】クジメ
【右】フナムシ
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【左】エビジャコ
【中】スジエビモドキ?
【右】ヨコエビ
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【左】20
【中】イソガニ
【右】スベスベオオギガニ
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【左】イシガニ
【中】イシガニの腹、♂
【右】イソガニにウンモンフクロムシが寄生していました。
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【左】26
【中】カメノテ
【右】ケアシホンヤドカリ
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【左】シロスジフジツボとタマキビ
【中】イワフジツボとシロスジフジツボ
【右】アラレタマキビ
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【左】イボニシ
【中】ツメタガイとツメタガイが空けた穴(右)
【右】ウチムラサキ
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【左】アサリ
【中】マガキ
【右】シオフキ(ジイジイ)
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【左】サルボウガイ(チンメガイ)
【中】ナミマガシワ
【右】アカニシ
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【左】アカニシの卵、別名ナギナタホウズキ)
【中】バカガイ(アオヤギ)
【右】マテガイ
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【左】カラマツガイと卵
【中】イボニシとマガキ
【右】アカニシに着生したシマメノウフネガイ(外来)
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【左】タイラギ
【中】バイガイ
【右】カガミガイ
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【左】ムラサキイガイ(外来)
【中】ホトトギスガイ
【右】転石についたカキ。大きな身が入っています。
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【左】ウミフクロウ
【中】アメフラシ
【右】アメフラシの卵
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【左】マナマコ
【中】バフンウニの殻
【右】ハスノハカシパンの殻
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【左】59
【中】触手に毒があるアカクラゲ
【右】カミクラゲ
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【左】アカクラゲ
【中】ヨロイイソギンチャク
【右】タテジマイソギンチャク
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【左】観察風景
【中】イワイソメ
【右】ゴカイの仲間
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【左】ゴカイの一種チロリ
【中】ヤッコカンザシ
【右】アマモ
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【左】ワカメ
【中】アカモク
【右】73
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【左】アナアオサ
【中】海岸に流れ着いたワカメ,アオサとたくさんのアメフラシが打ち上げられていた。
【右】ナガサキアゲハ(打ち上げられたアメフラシの周りを飛びまわり、海草に止まって汁を吸っているようでした)
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【左】トホシクビボソハムシ(海岸のクコの葉に止まっていました。海岸以外でもクコのあるところにはたいてい見られます)
【中】ヒメカクスナゴミムシダマシ?(海浜性の虫で海岸の草地の倒木やごみの下などに群がっています)
【右】ハマベエンマムシ類(エンマムシの仲間はウジを食べるものが多いようです。打ち上げられたアメフラシの下にいました)
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【左】フトツヤケシヒゲブトハネカクシ?(打ち上げられた海草の下にいました。海浜性で成虫越冬するそうです)
【中】サビヒョウタンゾウムシ?(どちらかというと、サビヒョウタンゾウムシは内陸部に、トビイロヒョウタンゾウムシは海岸部に見られるそうです。砂浜を這っていましたが見分けがつきません)
【右】ヒメマダラナガカメムシ?(ヒルガオ類が食草だそうです。海岸の草むらで見つけました)
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【左】オオハサミムシ(昔は自宅近くでも見たような気がしますが、今は海岸でしか見なくなりました)
【右】ツルギアブ類(海岸の砂地にたくさんいました。ツルギアブの仲間はお互いに非常によく似ていて同定できません)