【行事名】 「蒲池海岸の生き物を見よう」(愛知県自然観察指導員連絡協議会・ふるさと親子自然観察会)
【日 時】 2006年5月13日(土) 9:30〜11:00
【場 所】 常滑市蒲池海岸
【天 気】 雨
【参加者】 一般 大人6人、子供5人
(会員:中井(三) 山田和 榊原(靖) 南川 森田 中井(康) 吉田 降幡 )
【内 容】
朝から雨。強く降ったり、弱く降ったりで、子供たちが集まるか心配をした。常滑市の生涯学習「わくわく体験教室」と合同での観察会で、小学生低学年10組の申し込みがあったが、朝からの雨で、不参加の親子が多かった。
前日より気温も下がり、4月初めの気温で風も強く寒いので水に入るのをやめたのであろう。しかし、実際には海水の方が暖かく感じた。それでも4組の親子の参加があった。
9時30分 挨拶の後、港北側の観察場所に移動した。
波打ち際にアメフラシが沢山打ち上がっていた。その卵(ウミソーメン)もあり、ラーメンのような卵にまずびっくり! 卵は生まれてすぐは赤くその後、黄色から黄土色に変わると、中井(康)指導員から説明があった。ツメタガイが他の貝を食べる事が説明され、巻貝は歯を持っていること、特にツメタガイはアサリなどの2枚貝を巻き込んで酸で貝殻のやわらかい場所を溶かし、穴をあけ、中身を食べる海のギャングのようである。2枚貝は海水の中の栄養分を海水と一緒に水管を通して食べることで、海水を綺麗にする。1個のアサリが1時間に1リットルの水を綺麗にすると説明があった。
砂浜にアサリなど2枚貝が多いことは、その浜を綺麗にしている大切な生き物であることがわかった。
山田指導員の “名前を覚えることも大事ですが触ってみることももっと大事です”と言ったことが印象に残ったと参加者のお母さんが感想を述べていた。
【観察した生き物】
◎動物 ヨロイイソギンシャク、シロボヤ、マナマコ、タイラギ、シマメノフネガイ、カガミガイ、マテガイ バカガイ カラマツガイとその卵、イシダタミ、死んだアカエイなど
◎海藻 ミル、ワカメ、オゴノリなど
◎海草 アマモ
【観察会の様子】
【左】雨の中、寒さも忘れて夢中になり観察しています。
【右】カラマツガイと卵のかたまりです。
最後に記念写真、レンズに水滴がついていました。