【行事名】 アユもいる新川の生き物を見よう
【日 時】 2007年7月8日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 武豊町東大高・新川
【天 気】 晴れ
【担 当】 原 穣、金内 力
【参加者】 38名
(会員:原 穣、金内 力、鈴木 樹雄、畠 烈、、田中 央、大野耕也、森田 博文、浅井一光、中井 康夫)
【内 容】
前日までの雨天も、当日は晴れ。この日のために金内氏には前々日の雨の中、生息生物の確認と、川への入り口確保のため、合羽姿で川岸頂上部に密生しているススキやセイタ力アワダチソウを刈り取っていただいた。
観察場所を去年までのところより1km上流に変えたため、参加者に少し集合地の戸惑いもあったようであるが、その数は上記のとおり。遠路、大府市からの参加者もあり感謝。
生き物調べに先立って、どんなものが採れるのか一昨日の資料から説明。そして川へ。川幅は4m程、川底は平らで深さは20〜3 0cm。オオフサモの一面に広がる周辺をまさぐり始めた参加者らから「いたいた、魚だ。ザリガニだ」の声があがる。
なかには川の真ん中を静かにすくって「採れないネー」の親子さんも。たまたま隣に居合わせた原が、こんな要領でと水草近くにタモを置き、足でぱしやぱしや。タモを上げれば見事なザリガニが一匹。それを見ていた親子さんも早速ぱしやぱしや。「いた−、魚だ−」の声。見れば成魚間近のタナゴ。「やりましたネー」と顔を見合わせにっこり。
指導員の諸氏は、当然のことながら「プラックバスだ、ウナギだ」と種類を増やしている。そして1時間後。岸辺に並べた器に収穫種を分け、小瓶に入れて説明、回覧。
ハゼのような姿、形ながらコイの仲間であるカマツカ、タナゴの産卵管、ゴクラクハゼの体側に並ぶ美しく輝く青白色の斑紋、モクズガニの爪に着く見事なまでの毛に感動の眼をむけていた参加者の数々に「いい一日であったことを実感した」
ただ、残念であったのは、表題に掲げた「アユもいる…」について、昨年までの場所が土砂の堆積などで川の流れが狭められたため、採集場所を1kmばかり上流にしたために主目的のアユの確認ができなかったことに加え、昨年確認したヌマムツも見ることができなかったことである。(記・原)
【観察した生き物】
◎魚類
ウナギ、カマツカ、フナ、タナゴ、マドジョウ、メダカ、カダヤシ、オオクチバス、ヨシノボリ、ヌマチチブ、スミウキゴリ、ゴクラクハゼの12種類
◎エピ、カニの仲間
アメリカザリガニ、テナガエビ、モクズガニ
◎水生昆虫
マツモムシ、コオイムシ、アメンボ、ハグロトンボの幼虫
◎貝
サカマキガイ、ドブガイ、マツカサガイ、イシマキガイ、ヤマトシジミ、カワニナ
【観察会の様子】
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【観察会続き】
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