【行事名】 二ツ池のトンボを見つけよう
【日 時】 2008年7月6日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 大府市二つ池公園
【天 気】 くもり
【担 当】板倉 村瀬
【参加者】 一般 15名(大人 7名, 子供 8名)
(会員:板倉 村瀬 吉川 今西)
【内 容】
梅雨の明けきらない曇り空の中、蒸し暑いこと限りのない一日でした。遠くにセミの声を聞きつつ、タモと虫かごを手にでに参加者が集まってきました。
板倉さんがあらかじめ捕まえてくださった「虫」がトンボなのか、トンボではないのかという問題を考えつつ、観察会が始まりました。
まず、増田池周辺をまわり、トンボを探しました。池の縁に生える「アカメヤナギ」には樹液が出始めるとクワガタも寄ってくるなどの話題で、「父」が「少年」に戻り出し、ウチワヤンマが目の前を跳んでいくと、我が子よりも目を輝かせてタモを振るい始めました。数頭のウチワヤンマが池近くの枝でポールポジション争いを始めました。そこを少年に戻った父がタモを振るい、ついに捕まえることとなりました。ウチワヤンマの腹部第8節が黄色く、輝いて見えました。ウチワヤンマと言っても「ヤンマ」の仲間ではなく、「サナエトンボ」の仲間だそうです。
子どもたちも元子どもには負けられません。一生懸命タモを振るって、イトトンボを採ったり、シオカラトンボを狙ったりしました。水辺にはたくさんのアメンボ。水中にはいろいろな小魚が集まっていました。
平戸池では毎年見られるショウジョウトンボが数頭見られました。残念なことにいつもの常連「コオニヤンマ」と「チョウトンボ」はまだだったようです。夏に入ってからが寒かったからでしょうか。散策路を歩いて帰るとき、林の中の樹液にカブトムシの大きな♂がいるのを今西さんが発見。カラスに食べられることが多いなか、無事に育った成体でした。
最後の分かち合いの時に始めるときの虫問題をもう一度考えました。正解は「ウスバカゲロウ」で「トンボの仲間ではない」でした。トンボとの大きなちがいは触角でした。トンボの触角は眼の間から出ていて、短くて小さい。ウスバカゲロウの触角はそれに比べて長い、とみんなで考えました。
蒸し暑く、水分補給の欠かせない観察会でしたが、夏になった証のようなトンボ探しを楽しむことができました。(記・村瀬)
【観察した生き物】
○トンボ
オオシオカラトンボ、コシアキトンボ、ウチワヤンマ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、アジアイトトンボ、シオカラトンボ
○その他の昆虫
コガネムシ、カブトムシ、ヒカゲチョウ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ジャコウアゲハ、ヤマトシジミ、シオヤアブ、ノコギリカミキリ、ウスバカゲロウ、アメンボ
○キノコ類
オニイグチ、コテングタケモドキ
○鳥類
ツバメ、カワセミ、コアジサシ、ハシボソガラス、ヒヨドリ
○魚類
カマツカ、ワカサギ、ライギョ
【観察会の様子】
【左】 1 【右】2
【左】 3 【右】4
【観察会続き】
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【右】テングタケ(有毒)
【左】オニイグチモドキ(食)
【中】15
【右】16