【行事名】 二ツ池のトンボを探そう(主催:大府市森岡公民館)  

【日 時】 2007年7月1日(日) 9:30〜11:20
【場 所】 大府市二ツ池公園
【天 気】 薄曇のち晴、湿度高し
【担 当】 村瀬、吉川
【参加者】  46名(内 子供さん 28名)
   (会員:村瀬、吉川、浅井(含 ご子息)、板倉、門脇(含 ご令嬢2)、大島、今西、小川)
【内 容】
 大府市自然体験学習施設・二つ池セレトナに集った昆虫少年の皆さんに今日はトンボとチョウチョの観察が主体であること,観察に当ってはハチ(特にスズメバチ)に注意する事などを観察会担当者から説明があり増田池から出発。先ずカラスの食餌となったカブトムシの頭部や羽根をアリ達が運ぶ様子で食物連鎖の学習をしました。やがて今日のテーマの一つ、トンボの発見第一号,アジアイトトンボ(♂)を採集した少年の周りに歓声が湧き上りました。胴体部の綺麗な薄緑と尾端末の青が皆に清々しさを与えてくれました。生命力の強いアカメヤナギの樹液は甲虫類の恰好の餌になること、またやや湿った林の中で食用茸のイグチと毒性のあるコテングダケを併せ観察しました。上池の平戸池に辿り付くと旋廻飛行中のギンヤンマに迎えられショウジョウトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ等を、またベニシジミ、ミヤマカラスアゲハ、アオスジアゲハなどのチョウも観察、セレトナに戻り採集した生き物の振り返り(合計46種)、取り合わせ後、セイバンモロコシの葉に棲むドクグモの親と卵の実物紹介やタマムシの飼育法等の説明を受けました。解散の頃は既に気温も上りムシ暑くなる中、セレトナを後にしました(小川/記)。
【観察した生き物】
◎トンボの仲間 
  アジアイトトンボ、シオカラトンボ(♂、♀)、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、ギンヤンマなど
◎チョウチョの仲間
 キマダラセセリ、ベニシジミ、キチョウ、モンシロチョウ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、サトキマダラヒカゲほか
◎その他の虫達
 タマムシ、カナブン、ノコギリカミキリ、ゴマダラカミキリ、ナマゴマフカミキリ、シロテンハナムグリ、アオハムグリ、ナナフシモドキ、アオスジキンカメムシ、ダンゴムシ、スズツユムシ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、カワラバッタ、コガムシ、ゴミムシ、アシナガバチ、コガタスズメバチ、アシダカグモ、ナナホシテントウムシ、ゴミグモ、ユミアシゴミムシダマシ、ゾウムシ、ハサミムシ、アメンボ、ゲンゴロウ、アリの仲間、タモモドキ(?)
◎その他の生き物
 ミミズ、キノコ類(イグチ、コテングダケ)、アレチハナガサ(南米の植物)、カバキコマチグモの巣、ヨシノボリ、ナミコギセル(陸貝)、アメリカザリガニ、ライギョの稚魚など
 
【観察会の様子】
 
【左】出発前、大勢の子供さん達を前に観察ポイントと注意点を説明しています。
【右】朝方、カラスの餌食になり頭部と羽根だけの哀れな姿のカブトムシ。今度はアリさんの餌でした。

 
【左】飛翔していたキアゲハ(♀)を捕まえました。
【右】好みの白い花を求めて飛んでいたアオスジアゲハ(♀)を捉え、触角や口唇などを観察しています。


【左】チョウトンボもいました。
【中】交尾中のアジアイトトンボを観察しています。
【右】セイバンモロコシの葉に止まるアジアイトトンボ。


【左】一見、ネコヤナギの濡れた花穂と紛うほど沢山のライギョの稚魚が平戸池にいました。
【中】同じく平戸池で捕まえたアメリカザリガニです。
【右】砂利舗装道で見つけたカナブンです。


【左】せわしく飛翔していたコシアキトンボ(♂)です。
【中】ショウジョウトンボもいました。
【右】元気にセレトナ(体験学習室)に戻ってきました。 


【左】ハグロトンボも観たかったな〜と振返っています。
【中】古代、馬具や衣服に飾られたといわれる金緑色の綺麗な羽根をもったタマムシです。
【右】参加した子供さん達の中には自宅でエダナナフシを飼育している昆虫少年もいました。


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