【行事名】 川の生き物と川の環境を考えよう

【日 時】 2004年8月1日(日) 9:30〜12:00

【場 所】 境川新幹線鉄橋下流(横根町後田地内)

【天 気】 くもり、無風

【参加者】 親子120人+神田公民館職員+大府市環境課職員
        (会員:深谷、村瀬、竹村、金内、原、浅井、吉川、南川、牧野、降幡)

【内 容】
  毎年、大府市神田公民館の行事として行われていた行事ですが、今年は大府市環境課との共催で行われました。たくさん人が参加し、賑やかな観察会になりました。最近水質も少しづつ良くなり、生息している生き物の種類も多くなってきました。しかし、外来動物であるアメリカザリガニ、カダヤシ、ウシガエル、ミシシピーアカミミガメ、などがたくさん繁殖し、日本在来の生き物が少なくなってきているのが気になります。    

【水質調査の記録】
 水温       27℃
 川幅       30m
 水深     15〜30cm
 流速     遅い
 底質     砂・シルト

@簡易水質調査結果
  pH(水素イオン濃度)       7.5
  COD(化学的酸素要求量)    13mg/L
   NO2(亜硝酸)           0.15 
  PO4(リン酸)            0.8
  透視度                53 度(cm)
   【注】 pH7.5は、ほぼ中性。 ※7が中性、7を基準に、それより小さいものは酸性、大きいものは、アルカリ性を示す。 CODは川の汚れ具合を示す 8mg/L以下であることが望ましいので、13mg/Lは少し汚れている。NO2(亜硝酸)は肥料・堆肥から出やすい(1mg/L以下が望ましい)。 PO4(リン酸)洗濯洗剤等に含まれる(0.1mg/L以下が望ましい)。透視度53(cm)は市の河川の中でも良い数値。※水道水:100度以上。

 【観察した生き物】
チチブ、ハゼ、カマツカ、ボラ、ウナギ、カダヤシ、メダカ、フナ、ヨシノボリ、コイ、テナガエビ、ヌマエビ、オタマジャクシ、アメンボ、ヤゴ、ゴカイ、マシジミ、ハイイロゲンゴロウ、ミシシッピーアカミミガメ、クサガメ、ウスバキトンボなど  

【観察会の様子】

 
【左】かんだ公民館で、川の生き物の採集の仕方を説明しています。
【右】たくさんの人が参加し、境川に移動しました。

 
【左】水質検査の方法を説明しています。
【右】僕たちもパックテストをしてみました。

 
【左】透視度計で水の汚れを見ました。比較的きれいでした。
【右】採集グッズがたくさん用意されています。

 
【左】いよいよ出発です。
【右】思い思いの場所で採集を始めました。

 
【左】クサガメが採れました。これは人を噛みません。
【右】アカミミガメも採れました。頭を引っ込めていますが人を噛みますので注意してください。

 
【左】最近少なくなったメダカがいました。
【右】ヌマエビでしょうか。

 
【左】フナが水溜りにいました。
【右】ヌカエビでしょうか。

 
【左】大きなテナガエビです。
【右】外来種のカダヤシが採れました。

 
【左】カマツカです。コイの仲間でひげがあります。
【右】アメンボです。水面に落ちた小昆虫の体液を吸います。

 
【左】マシジミです。水を浄化してくれます。
【右】マハゼみたいです。随分上流まで来ました。マハゼは河口の砂地で産卵します。

 
【左】西日本に多いセイコノヨシが生えていました。愛知県には少なく知多は半田と大府に見られます。
【右】採集したものをバットに集めどんな生き物がいたか分かち合いをしました。

 





【左】参加者がたくさん見えたので、マイクで説明をしました。


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