西春町の「春っこスクール・ワクワク自然クラブ」知多の海へ

海辺の生き物を観察し、環境を考えよう

8月27日(土)美浜町野間海岸を知多自然観察会が案内

このページには、写真が41枚あります。  

 少し前までは田舎であった西春町は、名古屋市に近いのでベットタウンがたくさんできて、都市化されてきています。西春町の子ども達のほとんどは町の子として育ってしまいました。
 こんな西春町の子どもに自然の素晴らしさ、自然の大切さを感じてもらうために、知多半島の海に出かけました。
 午前は岩浜の生き物、午後は砂浜の生き物を観察しました。現地で、原体験をすることにより食べたり、食べられたりの生き物のつながりを知ることが出来ました。また、現地で、五感を通して生き物に触れることにより、自然のしくみを少し知ることが出来ました。
 皆さんの家庭から排出された汚れは、川により運ばれて、海に入り、植物プランクトンが食べ、それを海辺に生活しているたくさんの生き物が食べて、海を浄化してくれています。海をきれいに保つために、海辺でたくさんの生き物が生活できる環境を残したいものです。

 
【左】野間海岸に出て砂浜の生き物を観察しました。
【右】ツメタガイを見つけてVサインです。

 
【左】砂団子をつくったコメツキガニを見つけました。
【右】潮だまりでハゼを見つけました。また、ウチムラサキガイの貝殻も拾いました。

 
【左】お土産に拾った貝に鉛筆で名前をメモしています。
【右】砂浜の生き物は身を守るためや流されないために砂に潜っているので掘って探しています。

 
【左】シオフキとツメタガイが砂の中から出てきました。
【右】ワタリガニの仲間のガザミを見つけました。

 
【左】穴を掘ったら「変なものを見つけました」石に着いたイソギンチャクの仲間です。
【右】堤防の淵にある捨石です。磯浜の生き物を観察することが出来ます。

 
【左】捨石に付いていたナミガシワガイの貝殻を見つけました。
【右】石に穴がたくさん空いています。何だろう。石を削って中に住むイシマテやカモメガイなどの跡です。

 
【左】ワタリガニの仲間のガザミを見つけました。大きくなると高級料理に使われます。
【右】波打ち際で生き物を探しています。波打ち際は潮の満ち引きが気持がいいものです。

 
【左】ツメタガイの卵塊を見つけました。スナジャワン(砂茶碗)と言われています。
【右】丸いお金ねみたいなもの見つけました。ハスノハカイパンの仲間みたいです。

子ども達が砂浜で見つけた自慢のもを手の上に乗せて写真に撮りました。
 
【左】ツメタガイです。知多地方ではウンネと言われ、アサリなどを食べるので嫌われています。
【右】ガザミです。知多の磯浜には同じ仲間のイシガニもいます。どちらもおいしいです。

 
【左】歌に歌われているサクラガイです。拾った子は大事に持ち帰りたいと言っていました。
【右】左がカガミガイで厚い殻を持っています。これも波に流されない工夫だと思います。左はツメタガイで、厚い殻のカガミガイも簡単に穴を開けて食べてしまいます。

 
【左】ウチムラサキです。貝の内側がこのように紫色をしているので名づけられたでしょう。南知多の観光地でオオアサリと言って売っています。
【右】大きい方がカキ鍋にするマガキで、岩や堤防に張り付いています。小さい方がキサゴで、砂ママに住んでいます。

 
【左】コシダカガンガラで磯浜に住み、海藻を食べています。食用に採集している人もいます。
【右】バカガイで、今回、一番皆さんが砂の中で見つけました。

 
【左】棘皮動物のウニの仲間でウスハスノハカシパンです。砂浜に住んでいます。
【右】ヌルヌルしたゼリー状のものを見つけました。ゴカイの卵塊です。

 
【左】真珠色の貝殻を見つけました。穴をあけて、紐を通すとネックレスになります。
【右】カガミガイは人気がある貝でした。私の宝として見せてくれました。

 
【左】バカガイをたくさん拾いました。アオヤギといって上等の寿司ネタです。
【右】アカニシの欠けた貝殻です。割れ目の中にカニさんが隠れていました。

 
【左】これもバカガイです。バカガイの名前はすぐ口を開けるところからだそうです。貝汁にすると砂が多くて食べにくいです。
【右】ツメタガイです。知多地方では食用にするため夜、潮が干る時、採集に行きます。

 
【左】青海苔(アオノリ)をつくるアナアオサです。乾燥して焼そばにふりかけてみますか。
【右】堤防に捨石についていた8枚の殻を持つヒザラガイです。岩についた藻類を削って食べます。

 
【左】ヒザラガイの内側です。活動は夜で、昼の位置から移動します。
【右】イボニシは肉食でフジツボを食べます。環境ホルモンの影響でオス化しているのが多いことで話題になりました。

 
【左】ヨメガガサガイは巻貝の仲間で、ヒザラガイと同じく夜海藻を食べます。
【右】マツバガイはヨメガガサガイに近い仲間で一番大きくなり、食べることもできます。

 
【左】死んで浜に打ち上げられたクサフグです。小型でも猛毒があるので要注意。
【右】コメツキガニの砂団子です。砂の中の餌をしゃぶって食べて団子にします。

 

【左】砂浜で拾った自慢のお宝を西春の皆さんが披露してくれました。バイバイ


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