【行事名】 布土川の生き物観察

【日 時】 2008年9月6日(土) 9:30〜11:45
【場 所】 美浜町布土川(河口より約800m上流、平田橋周辺)
【天 気】 晴れ
【担 当】斉藤 保彦、永田 孝
【参加者】  11名(内、子ども1名)
   (会員:斉藤、永田、百合草、門脇、榊原靖、森田、浅井、平松俊)
【内 容】
 8月末の大雨後、暑さが戻り、昨年と同様残暑厳しい中での観察会になりました。降雨の影響で川の水量はやや多めでしたが、濁りは特に見られませんでした。
 全体的にみて、確認された生物は昨年より多く、トピックとしてウナギ2個体(50〜60cm位)、タイコウチが確認されたのは大きな収穫でした。ウナギについては、一旦捕獲したものの、その後逃げられたのは非常に残念? でした。昨年は幼魚が確認されたこともあり、改めてウナギが生息する川という認識を強くしました。
 観察と並行して、美浜町職員の方(2名)の指導の下、愛知県の「水循環再生指標調査マニュアル」に沿った調査を行いました。透視度、水温等の観測、水質、水量、水辺の状況の観察などを行い、各項目について評点をつけるなど、参加者皆で調査個票の記入を行いました。
 今回観察された生物、水質、水辺の観察などの結果から判断して、布土川は「きれいな水」と「少しきたない水」の中間位ではないかと考えられます。
 参加した子どもさんは一人でしたが、熱心に観察し、賑やかに動き回っていました。今年も興味深く、楽しい観察会になったものと思います。(記・斉藤)

【観察した生き物】
◎ 魚 類 
  オイカワ、カワムツ、マハゼ、タイリクバラタナゴ、スミウキゴリ、メダカ、カダヤシ、ウナギ(2個体?、体長50〜60cm位)
◎ 甲殻類
 モクズガニ、クロベンケイガニ、テナガエビ、ミゾレヌマエビ、ヌカエビ
◎ 貝 類
 シジミ、イシマキガイ、サカマキガイ
◎ 水生昆虫
 ヤゴ(ギンヤンマ、アオモンイトトンボ、シオカラトンボ)、タイコウチ、コガタシマトビケラ、ミズムシ、チビミズムシ、ハバヒロヒル、アメンボ
◎ 昆虫類
 ハグロトンボ、など
◎ 両生類
 トノサマガエル(写真のモデルとして引っ張りだこでした)
◎ 扁形動物
 プラナリアの一種
◎ ほ乳類
 ヌートリア?(美浜町内の他の場所でも、死体が確認されたとのこと)
◎ 植 物
 ツリガネニンジン(白花系)、など
【観察会の様子】
 
【左】川の水の透視度を測っています。   【右】生き物を捕まえています。

 
【左】門脇水族館で観察です。  【右】本日のトップモデル


【観察会続き】

【左】開会のあいさつをしています。
【中】川の水を筒に入れて透視度を測ります。
【右】上から覗くとこんな感じ。


【左】パックテストで水質も調べました。
【中】水温も計りました。
【右】水量は少なめでした。


【左】イシマキガイ
【中】モノアラガイ
【右】シジミ、ミゾレヌマエビ、ヌカエビ


【左】クロベンケイガニ
【中】ミズムシ
【右】プラナリアの仲間


【左】17
【中】ハバヒロビル
【右】シオカラトンボのヤゴ


【左】アオモンイトトンボのヤゴ
【中】ギンヤンマのヤゴ
【右】コガタシマトビケラ


【左】タイコウチ
【中】ミゾレヌマエビ
【右】カダヤシ


【左】タイリクバラタナゴ
【中】27
【右】ヌマムツ


【左】マハゼ
【右】トノマサマガエル


アルバムへ   トップページへ