【行事名】 「南知多の地質・岩石を調べ化石を探そう」

【日 時】 2008年2月24日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 南知多体育館西方域(R280を過り、食処・潮蔵横)
【天 気】 晴れ(強い冬型の気圧配置で風強し)
【担 当】 河原佑郎、永田孝 ≪大野小教諭・木下先生も招聘≫
【参加者】  大人14名、子供8名
   (会員:河原、永田、降幡、森田、百合草、浅井、桑原、大嶋、山田和、大矢美、小川)
【内 容】
 明方の降雪にも拘わらず体育館前に参加者集合,会員含め全員が記名、保険料収納を終え本日の目的地、注意点の説明を受け出発しました。目的地に辿り着くと高さ40mは優にある聳え立つ露頭を目前に先ず地質の説明を受け,皆で地層を造っている岩石3種の鑑定。ここ師崎層群が泥岩、砂岩及び凝灰岩の地層であることを学びました。次に化石採集です。今から1600万年前(新生代第三紀中新世代)に海底に積もった地層からはキララガイやクルミガイ等の貝、タヌキブンブクなどのウニ類やヒトデの化石を採集、親子皆満足気な表情でした。採集した化石の保存法(ボンド補修。ニス塗り・ケース格納)、地層の生立ち等有益な纏めを聴き強風の中,春の兆しを感じる陽を浴びて解散しました(小川/記)。      
【観察した生き物】
◎調べた地層・岩石 
  泥岩、砂岩、凝灰岩で構成されている師崎層群の実体観照とその特徴観察。
◎見つけた化石
 キララガイ、ノジュール(砂岩中の石灰質)で固められたスナモグリ、タヌキブンブク(ウニの仲間)、スナモグリ(甲殻類)、クルミガイ、キリガイダマシの仲間、タテイワツキヒガイ、二枚貝{及び巣の痕跡(サンドパイプ)も一緒に}、ヒトデその他木片、葉っぱの破片の化石多数。
【観察会の様子】
 
【左】南知多の地質についてのお話  【右】南知多で見られる化石のお話

 
【左】化石の取り出し  【右】キララガイ


【観察会続き】

【左】寒い日でしたが楽しかったです。
【右】地層の説明を聞いています。


【左】雪が残っていました。
【中】思い思いの場所で化石の取り出しをしています。
【右】取り出した化石と南知多で見られる化石を比較しちぇいます。


【左】二枚貝があったよ
【中】クルミガイみたい
【右】クジラの化石の資料をいただきました


【左】ノジュールかな?
【中】タテイワツキヒガイですか?
【右】Aの岩石は何でしょう。


【左】Bの岩石は何でしょう。
【中】Cの岩石は何でしょう。
【右】ウニの仲間


【左】白い帯がCの岩石で凝灰岩(ぎょうかいがん)です。火山灰が固まったもの
【中】帯状に残っているのがBの岩石で砂岩。崩れた部分がCの岩石で泥岩です。
【右】ウニの仲間


【左】南知多で見られる化石の標本
【中】ソデガイの仲間
【右】サザナミソデガイ


【左】植物の化石
【中】ノジュール(砂岩中の石灰質)
【右】ウニと二枚貝


【左】木の化石
【中】サメの歯
【右】フネソデガイ


【左】スナモグリ
【中】キリガイダマシ
【右】ノジュール(砂岩中の石灰質)


【左】トビが頭上に来ました。
【右】トキワススキ近くに生えていました。


アルバムへ   トップページへ