【行事名】 干潟の生き物観察をしよう
【日 時】 2006年7月23日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 美浜町山王川河口と奥田海岸
【天 気】 くもり・小雨
【参加者】 一般 大人5人、子供8人
(会員:森田、永田、山本、中井康、沖田、榊原靖、牧野)
【内 容】
あいにく集合時間近くになって小雨が落ち始め、その後降ったり止んだりの天気の中での観察会でした。しかしそんな天気にもめげず、一般参加の家族(4組13名)のみなさんもやる気満々で自然観察に取り組んでくれました。
最初は山王川の水門近くの堤防から、双眼鏡を使って干潟の上の生き物たちを観察しました。ウミニナの仲間がたくさんいたり、チゴガニやコメツキガニがウェービング(数個体が同時に両手のハサミを上下する動き)をしているのが観察できました。
その後桟橋を伝って干潟に降り、間近に生き物たちを観察しました。中には指を挟まれて泣き出す子もいましたが、子どもたちはカニを捕まえるのに必死になっていました。
干潟の観察が一段落してから、堤防沿いに奥田海岸に出ました。ここでは、潮だまりや砂浜の泥の中、コンクリート護岸に付着しているものなど、さまざまな場所で暮らす生き物達を比較して観察することができました。
今回の観察会は、会員を合わせて20名のこぢんまりとしたものでしたが、結果的には参加したみなさんの前向きな姿勢にも助けられ、内容的に盛りだくさんで非常に盛り上がったものになりました。(記・永田)
【観察した生き物】
◎甲殻類
ヤマトオサガニ、チゴガニ、コメツキガニ、カクベンケイガニ、ケフサイソガニ、イソガニ、スジエビモドキ
◎軟体動物
ウミニナの仲間、ヒザラガイ、アオヤギ、ツメタガイ、ツメタガイの卵塊、イボニシ、イボニシの卵
◎環形動物
タマシキゴカイ、タマシキゴカイの卵塊、イワムシ、スゴカイ
◎その他
ダイダイイソカイメン、ダイコンイソギンチャク、ウミサボテン、スジホシムシ
◎植物
アナアオサ、アマモ、シロバナハマナデシコ
【観察会の様子】
【左】注意を聞いて、さあ出発です。
【右】砂茶碗…ツメタガイの卵塊です。
【左】海岸で捕まえた生き物をみんなで見ています。
【右】ウミニナの仲間