【行事名】 布土川の生き物観察

【日 時】 2010年9月4日(土) 9:30 〜 11:45
【場 所】 美浜町布土川(河口より約800m上流、平田橋周辺)
【天 気】 快晴、気温35℃位
【担 当】斉藤、永田
【参加者】35名(内、子ども10名、取材者2名含む)
   (スタッフ:斉藤、永田、榊原靖、降幡、森田博、南川)
【内 容】
 例年残暑の中での観察会ですが、ことしは更に厳しい暑さの中での観察会になりました。河川域内も含めて周辺地域の除草作業が実施された後であり、河川域内の移動がしやすく、魚類の観察には好条件でしたが、昆虫類の観察には若干条件の悪い状態でした。 全体的にみて、確認された生物は昨年並みで、やや少ない感じでした。3年連続で観察されたウナギは今回観察されませんでしたが、今年のトピックとして、汽水域の魚であるスズキが確認されたのは大きな収穫でした。 猛暑のため参加者が少ないのではないかと心配されましたが、昨年同様親子の参加も多く、子どもさんだけでなく、親御さんも積極的に川の中に入り生き物採取に汗を流されておりました。採取した生物の確認の際、似た種類のカエルの見分け方、生き物の名前の由来も交えた観察指導員による解説に熱心に聴き入り、質問も多く出て、今年も有意義な観察会となりました。 また、昨年に引き続き「知多半島ケーブルネットワーク」の取材、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)関連で「NHKプラネット」の取材もありました。生物多様性について考えるには、こうした地域レベルの自然観察会はまたと無い機会と考えられます。こうした取材報道による紹介も通じて、今後とも観察会を充実したものにしていきたいと考えています。(記・斉藤)
【観察した生き物】
◎魚 類 
 スズキ(体長15cm位)、オイカワ、ヌマムツ、タモロコ、タイリクバラタナゴ、ヨシノボリ
◎甲殻類
 テナガエビ、ミゾレヌマエビ、クロベンケイガニ、モクズガニ、アメリカザリガニ
◎貝 類
 イシマキガイ、シジミ、ドブガイ
◎水生昆虫
 イトトンボ(ヤゴ)、シオカラトンボ(ヤゴ)、コガタシマトビケラ、ミズムシ、プラナリア、BR> ◎昆虫類
 シオカラトンボ、ハグロトンボ、モンキチョウ?、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ、ガムシの仲間、コガタシマトビケラ、ユスリカ<
◎両生類
 トノサマガエル、ヌマガエル
◎その他
 ミズムシ
【観察会の様子】
 
【左】はじめの挨拶  【右】慎重に河川敷に降りました。

 
【左】観察風景  【右】観察風景


【観察会続き】

【左】暑かったけれど、楽しかったです。         【右】観察地の景観


【左】観察風景       【中】観察風景       【右】観察風景


【左】セスジスズメ(川の中の生き物ではありません。サトイモに付くスズメガです)   【中】最後にどんな生き物が見られたかまとめました。   【右】ヌマムツ


【左】タモロコ      【中】タイリクバラタナゴ      【右】タイリクバラタナゴの稚魚


【左】トウヨシノボリ       【中】セイゴ(ススキのこども)      【右】ヌマガエル


【左】トノサマガエル      【中】モクズガニ      【右】クロベンケイガニ


【左】ハグロトンボ       【中】ヒメガムシ       【右】タマガムシ?


【左】コシマゲンゴロウ      【中】コガタシマトビケラの幼虫と巣(右下)    【右】シオカラトンボR>

【左】ユスリカ             【中】テナガエビ             【右】ミゾレヌマエビ


【左】ミゾレヌマエビ      【中】アメリカザリガニ      【右】ミズムシ


【左】シジミ      【中】イシマキガイ      【右】ドブガイ


N氏から熟れたイチジクの差し入れ、おいしくいただきました。


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