【行事名】 干潟の生き物(名古屋環境大学)
【日 時】 2010年7月11日(日) 9:30~11:45
【場 所】 美浜町山王川河口干潟 奥田海岸砂浜干潟
【天 気】 曇のち雨
【担 当】 森田博、吉房
【参加者】 名古屋環境大学 10名 (名古屋支部指導員2名 大人8名)
(スタッフ:森田博・吉房・森田琢・中井康・浅井・大矢)
【内 容】
あいにくの雨で、参加者は名古屋環境大学の方のみとなった。講師の森田博文さんの 作成した「ようこそ山王川河口干潟へ」という観察のしおりを基に、蟹と貝の説明があ り、山王川河口干潟へ入り、チゴガニ、ウミニナ、ヘナタリ、コメツキガニの観察をし た。次に、奥田海岸砂浜干潟へ、場所を移し、初めに危険な生き物(ゴンズイ、アイゴ、 アカエイ、アカクラゲ、ハオコゼ、イシガニ)の扱いについての説明があったので、皆、 安心して採集することができた。昔、このあたりは、アマモ林であったが、海苔の養殖 のため、今ではアマモを刈り取ってしまった。木曽川と山王川の砂が波打つと、海苔の 作業が危険なので、ブルトーザーで砂を平にする作業をしていた。(記:吉房)
【観察した生き物】
◎魚類
イソギンポ、シマスズメダイ、マツダイの子、メジナ、ヒメハゼ、ギマ、マゴハゼ、クサフグ、ボラ、チチブ、ネズッポ?
◎甲殻類
イシガニ、ガザミ、マメコブシガニ、イソガニ、タカノケフサイソガニ、テナガエビ、
ニホンスナモグリ
◎貝類
ヒザラガイ、ツメタガイ、アサリ、シオフキ、イシダタミ、イボニシの卵嚢、サルボウ、
ツメタガイの卵、マテガイ
◎その他
ハスノハカシパン、タマシキゴカイの卵、イワムシ、スジホシムシ、
ダイコンイソギンチャク、ダイダイイソカイメン、クロイソカイメン
◎海藻類
アナアオサ、オゴノリ
【観察会の様子】
【左】奥田海岸砂浜での分かち合い 【右】山王川河口干潟でチゴガニのウェービング観察
【左】山王川河口での観察 【右】採集したウミニナ類(ウミニナ、ホソウミニナ、フトヘナタリ、ヘナタリ)の一部
【観察会続き】
【左】砂の中で生活している生き物解説
【中】イシガニ
【右】イシガニの♂
【左】イワムシ
【中】ツメタガイ
【右】ダイコンイソギンチャク
【左】スジホシムシ
【中】転石に生み付けられたイボニシの卵嚢群
【右】イボニシ(群生)
【左】ケフサイソガニ
【中】シオフキ(ジイジイ)
【右】アカニシ
【左】ハツユキダカラ
【中】ハスノハカシパン
【右】ヒメハゼ
【左】分かち合い(イシガニが沢山採れました)
【中】分かち合い(浅井さんが四つ手網で採集した魚類の解説)
【右】ガザミ(死骸、生きたガザミは少なく採集できなかった)
【左】ニホンスナモグリ