【行事名】 冬の生き物たちに会おう(朽ち木の虫さん)

【日 時】 2010年2月13日(土) 9:30〜11:55
【場 所】 集合:東浦町石浜西小正門前
【天 気】 晴れ晴れ ぽかぽか陽気
【担 当】 岩本、山田公子
【参加者】  大人子供合計 3名
   (会員:平松俊、山田公、岩本、榊原正、竹内秀)
【内 容】
 今日の参加者は常連の親子1組と、ネットを見て参加した、虫が見られたらという大府の方。ちょっと寂しいが、虫なら平松さんという強い味方をつけ出発。昨年も参加した親子は、無事にかえったコクワガタの成虫を、自然に戻したいと持参していた。
 寒い寒いといってもこの季節には、ちゃんと花粉を飛ばして花を咲かせているヒメヤシャブシにことしもあいさつできた。気がつくと、どこかでドラミングが・・・林の中をじっと見つめると赤い帽子をかぶったコゲラが木をたたいているようだ。何だか食事のためというよりは、遊んでいるような感じの音だった。このごろはリタイヤした人がよく畑に出ているのか、年々畑が整備されている。昔は畑だったのではと思われる平らな竹林も間引きされ、春の芽吹きを待っているようだった。いつものポイントで少し朽ち木をさぐってみる。カクレミノ?の倒木にいたいたコクワガタの幼虫。でも、年々少なくなっている。もうそろそろ、朽ち木をさぐるのも限界のようだ。キマワリの幼虫やヒゲジロハサミムシ、ムカデが見られた。とっておきは、コガタスズメバチ。写真を撮ろうと軍手をはめた手の上に乗せたところ、チクリ!!やっぱり!!冬とはいえどう猛さを発揮してくれた。みなさんもご注意を!その近くには、粘菌の冬眠?らしきものも見られた。
 帰り道、開けたところから周りを見回し、ふとあたたかそうな南斜面を見つける。動き回るナナホシテントウ。タンポポはもちろん、矢車草やオオイヌノフグリも花を咲かせていた。春はそこまでやってきているねと、解散をした。(記・竹内秀)
【観察した生き物】
◎植物 
 
◎昆虫
 朽木⇒カミキリムシ類(幼虫)、キマワリ(幼虫)、コガタスズメバチ、ヒゲジロハサミムシ
 朽木以外⇒コヨツボシアトキリゴミムシ?、ヒメヨコバイ類、ガガンボダマシ類、ユスリカ類、ホソヒラタアブ、ツヤホソバエ類、ツマグロキンバエ、ヒメフンバエ、ハエ類、オオクロバエ
◎鳥
 
◎その他


【観察会の様子】

【左】コクワガタの幼虫     【右】キマワリの幼虫


【左】ヒゲジロハサミムシ      【右】カミキリムシ(ウスバカミキリ?)の幼虫

【そのほかの写真】


【左・中】さっそく、作業?開始           【右】セスジアカムカデ


【左】ジムカデ      【中】コガタスズメバチ     【右】ウスカワマイマイ(朽ち木の中にいた)



【左】目的地への途中の観察 【中】キツツキを見つける  【右】目的地にあったジャ(蛇)ノヒゲの実 [別名:龍のひげ]


【左】ヒイロ(緋色)タケ   【中】オオイヌノフグリ   【右】セイヨウタンポポ


【左】ナナホシテントウ
【中】何枚も写真を撮っていたら、軍手の上から刺されました。気をつけましょう。
【右】この2匹のクワガタは、昨年ここから持ち帰った幼虫が成虫となったものです。
   ここへ戻したいということで女の子が持ってきました。


【左】コヨツボシアトキリゴミムシ?(枯れ木の樹皮下で冬越ししていました)
【中】ホソヒラタアブ(成虫越冬するそうです。幼虫はうじ虫でアブラムシの天敵のひとつです)
【右】ツマグロキンバエ(羽先が黒いのが名前の由来です。いつもの花上でなく笹の葉に止まっていました)


【左】ハエ類(冬の陽だまりはハエの天下です。トゲハネバエの仲間みたいですがわかりません)
【中】オオクロバエ(木を貼り付けた土手の日当たりに止まっていました)
【右】ヒメフンバエ(幼虫は糞の中で育ちますが成虫は肉食性で小昆虫を捕食するそうです


【左】ガガンボダマシ類(冬に活動するそうで林の中で飛ぶのを何匹も見ました)
【中】ユスリカ類(左♀、右♂。路上に蚊柱がいくつも立っていました)
【右】ヒメヨコバイ類(飛んでいるときは正体がまったくわかりませんでした。ハエ同様寒さに強いみたいです)

※ 以下の写真は再掲です。