【行事名】 灯火に集まる虫の観察と鳴く虫の音を聞こう
【日 時】 2009年7月17日(金) 19:00〜21:00
【場 所】 東浦町「高根の森」
【天 気】 小雨
【担 当】春日、水野利
【参加者】 10名
(会員:春日、水野利、竹内秀、岩本)
【内 容】
今年は雨の多い7月で梅雨がちっとも明ける気配がありません。17日も曇り空で夕方からぽつぽつ雨。果たして観察会ができるかどうか・・・と思いながら集合場所へ行くとタモと虫かごをもってやる気満々の親子。燈火採集の準備は雨の危険もあるので今年は中止。いつもの年と違い、樹液は雨に薄まってしまいかすかな樹液のにおいがあるだけ。はじめはセミをつかまえるのにこわごわ。そして大喜び。だんだん変わった虫がみられるようになってくるとセミはバイバイ。でも、お目当てのカブトのペアを見つけ森中にひびく大きな歓声。一気に参加者の目の色が変わった。よく見られたのは、ウスバカミキリ、セミの羽化。今年も食事中のムカデ君登場。しばらく声も出ずに見つめる・・・が、自然界の厳しさ、食べる、食べられるという現実に出会う。ムカデの立場にしてみればばらくぶりのご馳走、刺されて迷惑というのは人間の思うことで、ムカデは生きるために必死なのだという話を子どもたちは聞き入っていた。
心配された雨もひどくならずに無事終えられた。うれしそうに虫かごをかかえて車に乗り込む子らの笑顔に梅雨のうっと惜しさも吹き飛んだ。(記・竹内秀)
【観察した生き物】
◎ニイニイゼミ(このセミの鳴き声で夏が来たことが分かり、ツクツクボウシが鳴くと秋が近い)、アブラゼミ(セミは夜飛ばない)、カナブン、ウスバカミキリ(羽が薄く柔らかい)キマワリ、ユミアシゴミムシダマシ、ヤマトゴキブリ カラスヨトウ、マダラカマドウマ、ヤブキリ、コロギス(コオロギとキリギリ スの会いの子で肉食)ムカデ、ダンゴムシ、アマガエル、サツマノミダマシ、オオゾウムシ
【観察会の様子】
【左】集合場所の頭上にあるコナラにコロギスがとまっていました。 【右】明かりを目指して虫さんが集まりました。
【左】ナイトハイクでウスバカミキリに何頭か出会いました。 【右】オオゾウムシ
【観察会続き】
【左】コロギス
【中】カラスヨトウ(冬眠ならぬ夏眠をします)
【右】カブトムシどこどこ!!
【左】ニイニイゼミの羽化
【中】アブラゼミの白無垢姿
【右】ムカデのお食事
【左】サツマノミダマシ。師板がしっかり見えます
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