【行事名】 冬の生き物たちに会おう
【日 時】 2009年2月14日(土) 9:30〜12:10
【場 所】 石浜西小学校正門⇒近くの里山
【天 気】 晴れ(雨上がりで気温高め、風強し)
【担 当】岩本、竹内秀
【参加者】 大人14名、子供21名
(会員:平松俊、浅井、桑原、岩本、竹内秀)
【内 容】
2月というのに静岡県では最高予想気温は25度といわれるほどの春陽気。風は良く吹いてはいたもののそれほど寒くもなくキチョウが飛ぶ姿も見え、2月中旬らしからぬ陽気に改めてびっくり。参加者は少なめだったが、収穫はたくさん。コクワガタの終齢幼虫が何頭かとメスの成虫2頭。コナラだけでなくカクレミノの倒木からよく見つかった。倒木をさわっていても今まではいろいろな虫たちが見られたが、今回はちびムカデなどしかみられず、ゴミムシダマシやキマワリの幼虫などいつもの常連たちは見られなかった。ヒメヤシャブシの雄花が花盛り。あのかんざしが風に揺れていた。ジャノヒゲのルビー色の種がたくさん見られ、三河(安城)と東浦でオンドロベ、ウンドロベと似た言い方をすることが分かった。オオイヌノフグリやハコベ、ヒメオドリコソウの花が見られ、カラスノエンドウやスズメノエンドウ?の株が見られ、確実に温暖化が進んでいると思われた。雨上がりのあとだったせいか、苔が青々としていたのが印象的で、コナラの木の幹にこけむしている気が多いことに改めて気づき、けっこうこの辺りは湿度が高いのかもしれないと思われるところもあった。また、その苔にアブラムシらしきものがうごめいていた。イカリモンガの成虫越冬や、オオワラジカイガラムシの幼虫も見られた。空には、シロハラやメジロ、コゲラ、他にはおきまりのヒヨドリ、ムクドリ、カラスなどがみられた。キクラゲを木耳と書くことを手触りで実感もできた。(そしてお昼のおかずになったかな)(記・竹内秀)
【観察した生き物】
◎植物
ヒメオドリコソウ、
◎昆虫
朽木:コクワガタ(成、幼)、キマワリ(幼)、アラメヒゲブトハムシダマシ(?)、ホソチビオオキノコムシ(?)、コガタスズメバチ、ヒゲジロハサミムシ
朽木以外:ヤマトシジミ、キチョウ、イカリモンガ、シャクガ類、クロサビイロハネカクシ(?)、オオワラジカイガラムシ(幼)(?)、ヒメカゲロウ類、ユスリカ類、ガガンボ類、ハエ類数種、モリチャバネゴキブリ
◎その他
キクラゲ
【観察会の様子】
【左】青々とした苔 【右】これって冬?
【左】コスズメバチの女王様 【右】イカリコノハの成虫越冬
【観察会続き】
【左】コクワの幼虫がいました。子どもの目が動く
【中】木耳(木の子はキノコ)キクラゲ
【右】コクワの成虫がいました。子どもの目が輝く・・・
【左】オオワラジカイガラムシの幼虫コクワの成虫がいました。子どもの目が輝く
【右】こんな季節にヒメオドリコソウの花が・・・