【行事名】 明徳寺川の中をのぞこう

【日 時】 2004年6月19日(土) AM9:00〜

【場 所】 東浦町図書館南、明徳寺川一帯

【天 気】 晴れ(台風が近づいてなんとなく湿り気の多い風。激しく晴れたり曇ったり変化する)

【参加者】 一般 39人
        (会員:加藤、原、金内、田中、岩本、浅井、榊原正、桑原、竹内)

【内 容】
 台風が近づいて雲の動きが激しく、ぎらぎら太陽が輝いたかと思うと今にもふりそうな暗い雲になったり落ち着かない天気だった。が、水に入ってしまえばそんなことはどこへやら、大人も子供も目を輝かせて たもを振り回していた。親子連れ(お父さんも一緒)の参加者が多かった。はじめはおっかなびっくりだった子供たちも、親のたもの使い方を見よう見真似で習得して、草陰を足で踏むなどめきめき「たも名人」になっていった。だれか、河童になりきって泳いでいる子もいて、周りから「いいねえ。でも水だけは飲むな!」と声がかかっていた。エコマップの関係者の方も参加されていた。ネイチュア・フィーリングではないが、車椅子の方でデジカメを足を使って撮影しておられるのを見て、そういう参加の仕方もあるのだなと少しびっくりした。
 川底の様子は変化に激しく、川底ブロックの前で特に深くなりやすいようだった。大人の背でも急に胸まで入ってしまうなど、親がついているとはいえ、安全面での注意がより必要になってくると思われた。草の生えているところは比較的浅いが、浅いがゆえに今度は泥で脱出できなくなりそうなところもあり、本当に『変化に激しい』川だった。が、魚たちにとっては激しすぎて住みにくくなったのか、数年前から確実に魚の種類が減ってきている。特に河川改修をしてからの減り方が激しいと金内さん。昨年1匹見られたモツゴも今年は1匹も見られないと田中さん。

  【見られたもの】
 メダカ、カダヤシ(尾びれや尻びれによる見分け方を教わりました) スズキの子(セイゴともいいますが、ブラックバスに対してシーバスとも言うそうです) ブラックバス
ブルーギル (昭和天皇の結婚祝に鑑賞魚として送られたものがもと。ギル(むなびれの付け根)がブルー)
ボラの稚魚   アシシロハゼ   フナ
ナマズ (小さいときは、あごひげと合わせて6本のひげ、大きくなると、ひげは4本。
目が悪く、ひげで獲物を確かめる。昼間はのんびり。夜になると獰猛、肉食すばやい動きになる)  ウナギの稚魚 (稚魚のことをシラスというが、 地方によってメッソ、ビリ、メソなど呼び名が変わることをメンバーで確認)
 テナガエビ (メスはつめが小さい。今日のはオス) ヌマエビ  ザリガニ  コオイムシ  アメンボ   オタマジャクシ (足が出ていたのでウシガエルではなさそう)
エサは何がよいかという質問に、ミミズの簡単な飼い方の、ミニ講座も聞かれた。

【以前は見られたが、今日は見られなかったもの】

カマツカ、 モツゴ、 タイリクバラタナゴ

【観察会の様子】

 
【左】さあ,親子入り乱れて魚採りです。手前が深いです。
【右】ごみは、自然に分解しないことがよくわかります。

 
【左】お父さん大活躍です。だんだん子供たちも慣れていきます
【右】お父さん大活躍です。だんだん子供たちも慣れていきます

 
【左】高みからカワウが人間ウオッチング。
【右】河童になりそうな二人です。

 
【左】こんなに大きなクモが水の中を泳いでいます。
【右】子供たちもだんだん大胆になっていきます。

 
【左】】観察できた魚の説明です。カダヤシとメダカの違いがわかりますか?
【右】みんなビンの中を見つめます。

 
【左】どんなものがいたかなあ。
【右】みんなで採るとこんなにみつかります。

 
【左】どれどれ。父子でみつめます。
【右】ビンに近づいてみるとまた違う発見があるかも・・・。おおきいなあ・・・


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