【行事名】 矢勝川の生き物観察(半田市環境センター)
【日 時】 2010年8月28日(土) 9:30〜11:40
【場 所】 半田市矢勝川池田橋
【天 気】 晴
【担 当】加藤美、榊原靖
【参加者】 一般約20名
(スタッフ:加藤美、金内、榊原靖、古川、南川)
【内 容】
修農公民館の駐車場に車をとめさせてもらって、観察地までは市役所が用意してくれた自動車でピストン輸送という厚遇を受けての集合となりました。連日続く猛暑のなか、多くの親子連れに参加していただけました。陽射しを遮るテントを設置してもらえたので大変に助かりました。テントの下で挨拶と注意事項(特に暑さ対策)、生き物の捕り方などをお話。ついでに新美南吉のふるさとですので、「ごんぎつね」に出てくる川のモデルになったのは多分この矢勝川で、住民(今日の案内人もその一人)は背戸川とか洗濯川とか呼んできたなどという話を聞いてもらった後、川に入って思い思いに生き物採取をしました。
このところ毎年観察会を行っている矢勝川ですが、水の色こそ相変わらずやや茶色みを帯びていて汚れた感じがしますが、川底などは随分きれいになって、以前よりは気持ちよく川の中で活動できるようになったと思います。
そんな感触が生き物たちにも反映しているようで、多くの種類の生き物に出会うことができました。フナ、ウナギ、メダカ、ドジョウ、モツゴ、タモロコといった魚やエビ類、ヒメガムシ、カゲロウ、コガタシマトビケラ、コオイムシなどの水生昆虫、ニホンイシガメなどこれまでになく多彩な生き物を見ることができました。
川からあがるときに若いお父さんが「ああ、面白かった」と言うのを聞いたとき、暑さも忘れてうれしくなりました。(記・榊原靖 )
【観察した生き物】
◎魚
フナ、ドジョウ、ウナギ、コイ、メダカ、カダヤシ(特定外来)、トウヨシノボリ、モツゴ、タモロコ、ブルーギル(特定外来)
◎エビ・カニ類
スジエビ、テナガエビ、アメリカザリガニ(外来)
◎水生昆虫
コオイムシ、コガタシマトビケラの一種、フタバカゲロウの一種、シオカラトンボ、ヒメガムシ、アメンボ、チビミズムシの一種
◎その他
ニホンイシガメ、ヒメ(?)タニシ、ヒル類
【観察会の様子】
【左】澄んだ水が流れている矢勝川 【右】草を刈り、観察会の準備をしました。
【左】注意しながら川に降りました。 【右】橋の下は涼しかったです。
【観察会続き】
【左】アメリカザリガニ(外来)
【中】コガタシマトビケラ
【右】ドジョウ
【左】ウナギ
【中】イシガメ
【右】スジエビ
【左】テナガエビ
【中】モツゴ
【右】トウヨシノボリ
【左】ヒメガムシ
【中】シオカラトンボ
【右】コオイムシ