【行事名】 春の野草と虫さんに会いに行こう

【日 時】 2010年4月10日 9:30〜11:30
【場 所】 知多市梅の館 梅林と水田の周辺
【天 気】 晴れ
【担 当】山田絹、大野
【参加者】 一般 大人3名、小人2名
   (会員:山田絹、大野、加藤寿、古川、森田博、蔦谷、吉房、平松俊、田中和)知多市梅の館 岡戸さん
【内 容】
 天気は快晴。風もなく絶好の観察会日和になりました。最初は森の斜面にへばりつくようにして咲いているスミレを観察しました。葉の形などからタチツボスミレと分かりました。見上げるとモミジの花が咲いていて、よく見るとミツバチがたくさん飛び回っていました。タンポポにも止まっていたのでよく観察できました。セイヨウミチバチでした。モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミなどがたくさん飛び交い、子供たちは大喜びで追いかけまわしていました。梅林を抜けて道路を渡り、下の水田の周りに移動しました。水の浸み出しているところに珍しいアカバナをみつけました。水田の周りにはアリアケスミレ、レンゲ、コオニタビラコ、ヤブタビラコなどがあり、水田の中には田起こしの後で成長したスズメノテッポウ、カズノコグサなどがありました。川の土手に見つけたイタチの写真を撮るために追いかけまわしたり、川の中で甲羅干しをのぞき込んだりしました。梅の館に引き返して、見つけた生き物たちのおさらいをして解散しました。(記・大野)
【観察した生き物】
◎植物 
 タチツボスミレ、セイヨウタンポポ、トウカイタンポポ、オランダミミナグサ、スズメノヤリ、スズメノカタビラ、ヒメオドリコソウ、オニタビラコ、オニノゲシ、ハルノゲシ、オオイヌノフグリ、オオバコ、ギシギシ、スイバ、ヘビイチゴ、カタバミ、ノビル、ドクダミ、ナズナ、ミドリハコベ、オオジシバリ、カラムシ、ヨモギ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ、ツリガネニンジン、アリアケスミレ、トキワハゼ、ハハコグサ、レンゲ、ノミノフスマ、コオニタビラコ、ヤブタビラコ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、スズメノテッポウ、カズノコグサ、アカバナ、セリ、イタドリ、タネツケバナ、キュウリグサ、ホトケノザ、ハルジオン、カキドウシ、オニユリ
◎昆虫
 ナミアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、キタテハ、キイロヒラタガムシ?、ナナホシテントウ、クワハムシ、コガタルリハムシ、ヒメホシカメムシ、ヒメアメンボ、ヤマトクサカゲロウ?、ヤブキリ(幼)、ヒシバッタ(幼)、スギナハバチ?、カブラハバチ類?、ヒメバチ類、ヒメハラナガツチバチ?、セイヨウミツバチ、キリウジガガンボ?、ユスリカ類、シマハナアブ?、マメヒラタアブ?、ホソヒラタアブ、フタホシヒラタアブ、ホソツヤヒラタアブ?、オオクロバエ、ヒゲジロハサミムシ
◎鳥
 キジ(雄と雌)、ツバメ、カワウ
◎その他
 アマガエル、アカミミガメ、イタチ
【観察会の様子】
 
【左】天気も良好、さあ出発  【右】崖に咲く花 タチツボスミレ

 
【左】じっくり見よう  【右】やっとはねを開いたベニシジミ


【観察会続き】

【左】指で触ると開き始めたタンポポ
【中】北アメリカ原産の帰化植物 ハルジオン
【右】晩秋に咲く花が楽しみ ツリガネニンジン


【左】の七草の一員 コオニタビラコ
【中】オビカレハの幼虫がテントを出た
【右】花粉まみれのセヨウミツバチ


【左】ヒシバッタ幼虫(形がひし形をしているのでヒシバッタです)
【中】マメヒラタアブ?(外観の似た種類がたくさんいます)
【右】ヒメホシカメムシ(土手の石の下に隠れていました)


【左】キタテハ(タテハチョウには成虫越冬する種類がたくさんいます)
【中】キイロヒラタガムシ?(体長5ミリ。人工池水中の石の下にいました)
【右】キチョウ(成虫越冬します)


【左】ヒメバチ類(スギナハバチとともにスギナに群れていました。ヒメバチの仲間は他の昆虫の幼虫などに寄生するものが多いので寄主を探していたのかもしれません)
【中】キリウジガガンボ?(幼虫はイネの根を食べる害虫だそうです)
【右】ヤマトクサカゲロウ?(幼虫はアブラムシを捕食し、成虫越冬するそうで、真冬でも暖かい日には飛んでいます)


【左】カブラハバチ類?(体が橙色のハバチはたくさん種類があるのでカブラハバチ類かどうかも自信がなくなりました)
【中】シマハナアブ?(胸に淡色の横縞があり、一回り小さいことでハナアブと区別されますが、写真ではよくわかりません)
【右】スギナハバチ?(スギナの周りをいっぱい飛んでいたのでスギナハバチと同定しましたが、オスグロハバチなども幼虫がスギナを食べるそうですのでスギナハバチと断定できません)


【左】ヒメアメンボ(尾端両側がアメンボのように突き出ていません。成虫越冬します)
【中】セイヨウミツバチ(腹部前半が橙色なのでセイヨウミツバチだと思います。桜の花にたくさん来ていました)
【右】クワハムシ(花粉を食べていたのでしょうか。花粉まみれでした)


【左】すばしっこいイタチをカメラがキャッチ
【中】のんびり歩く雄のキジ
【右】走って逃げる雌のキジ 

 





【左】カキドウシ 広がるか?


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