【行事名】 「知多市・佐布里の自然をハイクしよう」

【日 時】 2007年12月 8日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 知多市・佐布里池周辺域
【天 気】 晴れ。暖かい初冬(最高気温 13℃まで上昇の予報)。
【担 当】 小川、山田絹子
【参加者】  一般 6人名
   (会員:小川、山田、降幡、平松俊、大野、山本辰、高橋千、吉川勉(所用により途中退場)
【内 容】
 残念ながら会員のみの観察会となりました。”ハイク”の表現で募集、これが長距離歩行と採られ参加者が敬遠されたとは主催者側の弁でした(次年度からは「---の自然を観察しよう」に改める予定です)。気楽に観察研修よろしく出発すれば直ぐに陽射しに映える紅色のもみじに迎えられ暫し見取れ、鳥が木の実を食べる順位が最後とされるピラカンサがぽつねんと実を付けていました。途中、香ばしいスダジイの実を口に食みながら池に出るとコガモ、カルガモに混じり、その発達した後ろ足でそれは見事に遊泳するヌートリアを発見しました。食性は水草類のほか陸上で畑を荒すので害獣扱いされています。帰路、オオタカが私達を見送るように気流に乗り悠々と旋回していました(記・山田)。
【観察した生き物】
◎植物 
 モミジ、クロガネモチ、ネズミモチ、クリ、ハゼ、スダジイ、アラカシ、ワカメガシ(薬用木)、トチノキ、ヒサカキ、リョウブ、ピラカンサ、ゴンズイ、シイノキ(健木及びテングス病を患った木)など
◎昆虫
 コマツモムシ、フユシャクガ、オオクロツヤヒラタゴミムシ、ヒシバッタ、クルマバッタモドキ、ヒナバッタ、ツチイナゴ、コバネイナゴ、ジョロウグモ、ヤマトシジミ、モンキチヨウ、ゴモクムシ(ゴミムシの仲間)、カイガラムシ、ハナアブ、イラガの幼虫、ヨモギハムシ、モリチャバネゴキブリ、コガネムシの仲間の幼虫、アリ ほか
◎鳥
 スズメ、ウグイス、キジバト、ハクセキレイ(♀、♂)、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハシブトガラス、オオタカ、コガモ、カルガモ、カワウ、アヒルほか
◎その他
 ヒイロタケ(赤色用の染料源)、カワラタケ、モズの「はやにえ」、ヌートリア
【観察会の様子】
 
【左】ハクセキレイ  【右】モミジが紅葉していました。

 
【左】オオクロツヤヒラタゴミムシ  【右】快適な日でした。


【観察会続き】

【左】和やかに自己紹介をしています。
【中】カルガモ
【右】カワウの繁殖羽が目立ち始めました。


【左】マガモが羽を休めていました。
【右】有害外来動物のヌートリア(手前)が佐布里池を横断して行きました。


【左】コマツモムシが石に張り付いていました。
【中】クロスジフユエダシャクの♂が飛び出しました。
【右】ハネカクシの仲間。


【左】コバネイナゴ。佃煮にされます。
【中】クルマバッタモドキ。
【右】ゴモクムシの仲間。


【左】クルマババッタモドキの羽。
【中】ヒナバッタの羽。
【右】越冬するツチイナゴの成虫。


【左】ツチイナゴの羽。
【中】ヨモギハムシが側溝にいました。
【右】モリチャバネゴキブリの幼虫も側溝の中にいました。


【左】マメ科の植物を食べるモンキチョウ。
【中】カタバミを食べるヤマトシジミ。
【右】イラガの踊室


【左】踊室の中にいたイラガ。
【中】モズにハヤニエにされたコバネイナゴ。
【右】ハラビロカマキリの卵塊。


【左】成体のジョロウグモのメス。
【中】ナガコガネグモの卵塊。
【右】ゴンズイの種子が入っていた袋を利用してクモが巣を作っていました。


【左】ゴンズイの種子が入っていた袋にいたクモ。
【中】桜に付いていたクモの巣。
【右】小鳥の餌となるヒサカキの果実。


【左】小鳥の餌となるハゼの実。
【中】ピラカンサとカキ
【右】ゴンズイの種子


【左】アラカシ
【中】ヒイロタケ
【右】天狗巣病に冒されたスダジイ。


【左】サザンカ
【右】公園に設置された太陽光発電装置(上・黒))と風力発電装置(下・黄色)


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