【行事名】 『秋の信濃川をのぞいてみよう』

【日 時】 2007年 9月15日(土) 9:30〜11:00
【場 所】 知多市信濃川上流・新七反田橋周辺
【天 気】 薄曇り後,雨曇り。南の温かく湿った空気が入り込み不安定な大気状態。
【担 当】 金内 力、山本 辰巳
【参加者】  17人 (うち子供さん 12人)
   (会員:金内、山本、加藤寿芽(雨のため館で待機)、竹内秀代、森田、沖田(お孫さんも)、浅井(息子さん含む)、大野、小川)
【内 容】
  前日の14日、金内さんと山本さんが下見をしました。佐布里池に端を発し伊勢湾に注ぐ全長約6kmの信濃川は2005年2月頃、上流土砂を取り除く洪水対策工事を行った影響で川床の粘土質土壌が下流に流出、マドジョウ、オイカワなどが激減した生物生態環境となっています。最近、少しずつ回生の兆しが見え始め誠に喜ばしい事です。当日は体長32cmものナマズを捕獲、現在観察調査中との事です。
 -----そして、観察会当日は梅の館・本館コンコースで観察コース・注意事項などを説明後、出発しました。西方上空に気掛りな雨雲が近づいています。新七反田橋から東側下流地点で川に降り立ちタモで生き物の捕獲法を説明中にオイカワ、マドジョウを捉え正に彼らの復活振りに安堵しました。ヌマチチブやタモロコ、カダヤシなどに混じりヤンマ系のヤゴが目立ちました。越冬するのでしょうか。ヌマガエルやダルマガエルなども元気に跳び撥ねていました。予想どおり俄か雨に見舞われ残念ながら川沿いの天蓋のある所で雨を凌ぎながら分ち合い、振り返りに切換え定刻前に現地解散としました。やがて雨が小降りとなり薄日の洩れ始める頃,イラクサの葉をそれは無我夢中で食むサナギ前と思しきアカタテハの幼虫の生命力の強さに感心しながら帰路に就きました---(小川/記)。

【観察した生き物】
◎魚 
  オイカワ、マドジョウ、ウキゴリ、ヌマチチブ、ヨシノボリ、タモロコ、カダヤシ
◎その他
 テナガエビ、アメリカザリガニ、マルタニシ、カワニナ、シジミ、ハイイロゲンゴロウ、コオイムシ、アメンボ、ショウリョウバッタ、エンマコオロギ、カマキリ、マツモムシ、アカタテハチョウの幼虫、ヤゴ(アキアカネ、ヤンマ系)

【観察会の様子】
 
【左】振り返りを終え全員集合。捕らえた生き物に皆さん満足そうな顔、顔、顔---【右】川から上り、捕らえた生き物をトレイに分けています

 
【左】「あっ 黒メダカ かな---」 残念無念 カダヤシでした 【右】「そう そう もっと左足も使って〜」 アメリカザリガニもいました   


【左】だいぶ沢山捕まえて容器が一杯になったようです
【中】「ぼく ヤゴをいっぱい捕ったよ〜」
【右】アカタテハの幼虫が夢中でイラクサ(刺草)の葉を食んでいます。これから蛹になる準備でしょう


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