【行事名】 冬の知多市・種廻間池周辺の自然環境観察
       (知多市環境課主催:知多市自然調査隊)


【日 時】 2007年2月24日(土) 9:30〜11:45
【場 所】 日長地区石根グラウンド〜上種廻間池の周辺域
【天 気】 晴れ
【参加者】  14名
   (会員:中井康、南川、山本辰、大野、小島、古川、竹内秀+息子さん、山田絹、吉房、小川、環境課(3名))
【内 容】
 暫く暖かい日が続いていましたが今日はちょっぴり冬の顔を覗かせた日和です。石根グラウンドに集り観察・調査コースを説明後、出発しました。シイ、カシ類、タブノキ、クスノキ、ツバキなど常緑広葉樹が優占種となった照葉樹林帯の二次林のようです。石根グラウンドを北側に巻いて辿る途上、三本の葉脈と葉の付根からの花序とでヤブニッケイとクスノキの葉の見分け術のレクチャーや環境指標植物のウメノキゴケの見事な生き様の説明を受けながら種廻間池の南側を観察しました。先日京都でカンサイタンポポの開花便りを聴きましたが、当地でも日当たりの良い小道に咲いたトウカイタンポポの可憐な花を見つけました。近くに巣があるのでしょう、里山の鳥・オオタカの飛翔を見ました。次第に強まる北西風の吹き荒ぶ中、皆で振り返り、取り合せを終え、次回(3/24佐布里ダム〜多度神社)の再会を期して散会しました(小川/記)。

【観察した生き物】
◎≪花をつけた植物≫ 
  トウカイタンポポ、オオイヌノフグリ、ハコベ(ヒヨコグサ)、セイヨウカラシナ、フキノトウ、スイセン、コゴミ(クサソテツの若芽)、ハンノキ、スイバ、ギシギシ、ヤブニッケイ、ショカツサイ、ヒサカキ など
◎≪その他の植物≫
 リョウブ、ヤエムグラ、ヤブニンジン、キケマン、ムラサキケマン、シャガ、リュウノヒゲ、ノミソバ、コバンソウ、イワブクロノリ、ハナワラビ、セリ、スイカズラ、ミミズバイ、タカサゴユリ、アオツヅラフジ、シロチク、ヤツデ、サンゴジュ、タブノキ、コナラ、ウバメガシ、スダジイ、クスノキ、ヤマモモ、キクラゲ、カワラタケ など
◎鳥
 スズメ、メジロ、ウグイス、コゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、キジバト、ウソ、ハシブトガラス、ノスリ、オオタカほか
【観察会の様子】
 
【左】「こんなところにコゴミ(別称:ガンソウ)が生えてる」---種が飛翔して育ったのでしょう。   【右】コシダ

 
【左】ウラジロ  【右】タカサゴユリの種が風で飛んだ跡。

観察会の様子(続き)
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