【行事名】 鎮守の森・諏訪神社、天徳院周辺の自然環境観察(知多市環境課自然調査隊)

【日 時】 2006年 6月24日(土)  9:30〜11:30
【場 所】 知多市佐布里の諏訪神社、天徳院周辺域
【天 気】 曇り後晴
【参加者】 一般参加者無く会員だけの観察会となりました(集合場所が判り難かったのでしょうか)
        (会員:山本、中井、森田、岩崎、山田絹、蔦谷、吉房、大野瞳、天野、小川)
【内 容】
 前線が本州南部に去った曇天の中、知多市給食センター駐車場に集合。神社へ向う坂道の路地で鮮やかな青磁色のツユクサに迎えられ、シイ、クスノキなどの照葉樹林とスギ、ヒノキとの混交林を左に、やや荒れた竹林を右に見ながら登りきると村社・諏訪神社に到着。境内には村の安全を願った獻納塔に心込めて刻まれた“大正元年知多郡佐布里戸数295戸 村中安全”の文言に一同感慨深げに見入っていました。枝打ちされていないヒノキに対し照葉樹林の方は下草刈りがなされ管理された状態でした。ヒヨドリが盛んにヤマモモの実を啄ばみ、例のけたたましい声も柔和に聞こえました。プロペラの様に花弁を捻ったテイカカズラが墓標に絡み付く様は正に定家を恋い慕う風情に映りました。曹洞宗・天徳院の境内に入ると樹陰を行き来するコシアキトンボが目に入りました。院内では例会が行われているようです。山門からの爽やかな風を頬に受け、早々に諏訪神社に戻り、涼しい日陰で振り返りを皆で行いました。皆さんの共通した感想は、初めての諏訪神社でしたが、ゆっくり再訪問したいとのことでした。(小川/記)

【観察した生き物】
◎植物 
  アカメガシワ、ツユクサ、テイカカズラ、ネズミモチ、クロガネモチ、カクレミノ、クヌギ、ヤマモモ、ホソバイヌビワ、クリ、イチョウ、モッコク、ソメイヨシノ、ヒサカキ、ムラサキシキブ、ミズ、ヤマモモ、モチノキ、ハゼノキ、アガパンサス、ウバメガシ、イロハモミジ、クスノキ、エノキ、アラカシ、カイズカイブキ、スギ、ヒノキ、ヒバの仲間
◎虫さん
  シジミチョウ、キアゲハ、カラスアゲハ、サトキマダラヒカゲ、コシアキトンボ(♀)、ホタルガ、コガタツバメエダシャク、タマムシ、ハラビロカマキリの卵塊など
◎その他
 トカゲ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、アラゲキクラゲ

【観察会の様子】
 
【左】サカキの木を知っている人も花は珍しいことでしょう。
【右】アカメガシワの花が見ごろでした。

 
  村社・諏訪神社境内で記念撮影しました。諏訪神社で記念写真。神社の木々は大きく育ち、暑さを和らげ、身体をリフレッシュします。外国の木よりその土地にあった木の本当のよさが分かりました。

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