【行事名】 鎮守の森・日長神社の冬の動植物自然環境(知多市環境課自然調査隊)
【日 時】 2006年2月25日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 知多市日長神社周辺
【天 気】 晴れ、北西の風
【参加者】 一般 大人12人、子供2人
(会員:南川、中井、山本、平松俊、浅井&子供さん1、竹内秀&子供さん1、石井、 蔦谷、小川)
【内 容】
昨日の雨天とは打って変わっての晴天に恵まれ,絶好の観察日和。日長神社本殿南側駐車場集合、シイの木を主体とした素晴らしい照葉樹林の見所や神社縁起、そして森の中は湿度が一定に保たれているので暖かく感じますなど、概括後、本殿を拝み南東に自生する常緑高木のオガタマノキを観察。招霊(オキタマ)が転化したものといわれ神社に植えられたり神前に供えられたりします。ビワの葉に似る南方系(亜熱帯)ハイノキの仲間ミミズバイを観た後、モミジの時期には圧巻の紅葉谷で記念撮影をしました。近くのサクラの木にアブラゼミが木に掴まったままの死骸に皆びっくり、腹部を開ければ冬虫夏草の菌類が観察され二度びっくりでした。神社周辺を一周、本殿で鎮守の森は大事な遺産であり保存の大切さを皆で分ち合いました。一般参加者からの“また機会を造ってゆっくりと観察したい”、“森の中が大変暖かでした”、“シイの実が沢山採れました”などが共通の感想でした。(小川・記)
【観察した生き物】
◎植物
アベマキ、スダジイ、ヒノキ、スギ、クリ、マツ、クサギ、ヤブガラシ、ナンキンハゼ、ツワブキ、ノゲシ、ヤブツバキ、ヒサカキ、オガタマノキ、モッコク、タブノキ、イチョウ、ノハカタカラグサ、シダレザクラ、イモカタバミ、ウメ、トベラ、ヘクソカズラ、テイカカズラ、ビナンカズラの実、カクレミノ、ヨモギ、ハコベ、ホトケノザ、センリョウ、マンリョウ など
◎鳥
ヒヨドリ、コゲラ、オオタカ
◎昆虫
アオズムカデ、ヤスデ、ダンゴムシ、ワラジムシ、マルカメムシ、オオグロバエ、カブトムシ、コクワガタの幼虫、アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)、アリ、ハラビロカマキリの卵塊、モリチャバネゴキブリ、ツチスガリの仲間、イチモンジカメムシの幼虫 ほか
【観察会の様子】
【左】アブラゼミが成虫の形のままサクラの樹皮付いていました。鳥は気がつかなかったのでしょうか。
【右】センリョウが実をつけていました。小鳥さん早く食べてください。
鎮守の森には様々な生き物がいることが分かりました。