【行事名】 身近な生き物と環境を考えよう
【日 時】 2004年4月24日(土) 9:30〜11:50
【場 所】 知多市役庁舎の周り
【天 気】 うす曇り、北西の風が強く肌寒い日でした
【参加者】 市環境課 3名、友の会応募者 0、観察会会員大人 11名、子供 2名
(会員:降幡、南川、吉川、金内、榊原(正)、竹内(秀)、榊原靖、竹村、霜鳥、牧野、小川 )
知多自然観察会は新しい試みとして、次の活動をはじめました。
【「友の会」の活動】
知多市環境課のお世話で、市民が身近な生き物の生活のようすを知多自然観察会のお手伝いにより観察します。観察したそれぞれの生き物について自然環境とのかかわりを参加していただいた市民の皆さんとともに考えます。将来、生き物の観察したようすを場所別に地図や図などを作成したいと思います。ます。観察したことを地図や図などを作成し記録することにより、身近な自然の様子を知り、持続可能な自然環境を考えて行きます。さらに、作成した記録をいろいろな方法で公開したいと思います。 ・これは、新しい試みで実験的要素も含んだ中・長期活動のプロジェクトと位置付けます。 ・観察会は原則として毎月第4土曜日に実施します。
【観察・調査結果】
・取敢えず、市環境課の3名、観察会会員とで観察実施(一部所定の記録用紙に記録) しました。
・植物(日本)は、トウカイタンポポ他9種、同(外国)はセイヨウタンポポ他13種(帰化率:58%) 虫---ハエトリグモ他種、鳥---スズメ他4種でした。
・このように、生き物観察は、”何処でもが、観察場所”となります。
以上簡単に取り纏めましたので、よろしくお願いします。
【観察の様子】
【左】市役所周辺に生育している草花を観察してみました。結果を黒板に分けて記入をして市役所周辺の自然環境を皆で考えました。
【右】キウリグサは在来植物で水田の畔などでよく見られます。水田文化とかかわりがある有史前の帰化植物かもしれません。
【左】イヌムギです。道路わきでよく見られる南アメリカ原産の外来植物です。
【右】オニタビラコの花の部分です。オニタビラコは冠毛があるのでタビラコやヤブタビラコに比べて種を寄り遠くに飛ばすことができます。
【左】ハルジオンは北アメリカ原産の多年草植物です。以前、関東地方にたくさんあり、次第に中部地方に入り現在、随分、勢力を伸ばしています。
【右】アカミタンポポはヨーロッパ原産の外来植物で、駐車場など地面がしまったところでよく見られます。
【左】オビカレハの卵で、すでに羽化しています。幼虫をサクラの木でよく見かけます。
【右】ウメノキゴケの仲間で、亜硫酸ガス成分が多いと見られなくなります。大気汚染の指標にされています。
【左】触覚が長いから鳴く虫みたいです。ヤブキリの幼虫でしょうか。
【右】コモチマンネングサみたいです。この仲間は水分が少ないところで元気に生きています。
【左】マツバウンランは近くで見ると本当にきれいです。ヨーロッパ原産の外来植物で、芝生の中でよく見られます。
【右】子供たちが大好きなナナホシテントウです。このナナホシテントウの幼虫は親子観察会をすると以外に子供の方がよく知っています。
【左】高山植物みたいに見えるのはカタバミです。自然体験として、子供たちにこの葉を味あわせます。以外においしいという子も何人かいます。お試しを。
【右】身近な植物、春の七草のハコベです。正しくはコハコベです。花弁は何枚でしょう。
【左】ムクノキのお父さん花です。花の咲いている期間が短いこと。花が目立たないなどで身近にあっても一般の人は気がつきません。
【右】こちらはお母さん花です。おしとやかにひっそり咲いています
【左】クマバチの背中には毛がたくさん生えていて植物の結婚式の仲立ちをしてくれています。
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