【行事名】 道端の野草と春の芽吹きを肌で感じよう

【日 時】 2004年3月27日(土) 9:30〜12:00

【場 所】 知多市「梅の館」周辺

【天 気】 晴れ、少し風あり

【参加者】 大人10人子供7人
        (会員:吉川、岩崎、森田、榊原正、降幡)

【内 容】
 梅の館の入り口では、(土・日・祝)には地元の農家の方が朝市を開店しています。今年は暖かく、すでに梅の花が終わりました。市場を見るとタケノコがお目見えし、春野菜の種類が一段と増えています。
  観察コースは前回、2月7日に歩いた「春の七草をさがそう」のコースを歩きました。2ヶ月近く経過すると随分様子が変わりました。咲いている花の種類も増え、虫さんもよく見かけました。

【観察会の様子】

 
【左】ホトケノザの最盛期でした。畑の雑草としてどこでも見られますね。耕作を止めた次の年などに一面に繁ることがあります。
【右】カラスノエンドウも身近な野草です。地面が痩せた所が大好きみたいです。

 
【左】ハナダイコンはショカツサイ、オオアラセイトウなど別名があります。園芸植物として導入しましたが野生化しています。
【右】菜の花にミツバチがきています。これは国産のハチでしょうか。それとも外国産でしょうか。

 
【左】シロバナタンポポとアカミタンポポです。シロバナタンポポは四国や九州でたくさん見られるそうです。シロバナは国産でアカミは外国産です。どちらも人間・物の交流が盛んになり、移動したみたいです。
【右】キウリグサはワスレナグサの仲間です。2月の春の七草でダイコンをキウリグサで揉んでキウリのように食べました。

 
【左】トウカイタンポポは古い人家の土手で、意外とたくさんあるのを見かけます。
【右】スズメノヤリは雀の毛槍に見立てたみたいです。植物の名前は身近な生き物の名がよく使われていますね。

 
【左】信濃川に生えた植物を観察しています。新潟県を流れる信濃川の名前が知多市になぜあるのでしょうか、教えてください。
【右】タガラシはみずみずし、美味しそうですが、有毒植物ですので注意してください。

 
【左】ちょうど食べごろのセリです。
【右】オオカマキリの卵塊を見つけました。

 
【左】この付近は圃場整備が行われていません。いろいろな水田雑草が見られます。
【右】春の七草のハハコグサとノミノフスマです。フスマは衾(ふすま)で夜寝るとき体を覆うものに見立てたものだそうです。

 
【左】かわいいナナホシテントウです。すばらしい益虫で、アブラムシをたくさん食べてくれます。
【右】毎年、種籾を漬けるときを知らせてくれる植物のタネツケバナです。

 
【左】外来のオランダミミナグサです。日本産のミミナグサも時々見かけますが少ないです。
【右】春の七草のホトケノザ(コオニタビラコ)です。最初に出てきたホトケノザはセリ科ですが、こちらはキク科で食用になります。この植物は圃場整備により見かけなくなりました。

 
【左】皆さんご承知のゲンゲ、レンゲソウ、ゲンゲバナです。50年位前は一面に水田に作られていました。化学肥料を使わずに、このレンゲを肥料にしていました。レンゲの蜂蜜もよく出回っていました。
【右】木の切り株ありました。子供が犬の顔に似ていることを発見してくれました。

 
【左】ヒサカキの雄花です。
【右】ヒサカキの雌花も近くにありました。ヒサカキは雄、雌別の木になっています。

 
【左】枯れ木の中に幼虫がいました。ヨトウムシの仲間でしょうか、教えてください。
【右】アンズの木にホウジロが来て、「よくきたな」などと、一言、申していました。

 
【左】モンキチョウもタンポポの蜜をいただきに来ました。
【右】タブノキの芽だしです。中々美しいものですね。先進芸術の世界です。

 
【左】緑の中にムラサキカタバミが咲いていました。高原でフウロの仲間を見ているみたいです。
【右】カエデの若芽です。小さいお父さん花とお母さん花の形が少しできました。

 
【左】ケバエの仲間でしょうか。教えてください。
【右】ウズキコモリグモのお母さんです。赤ちゃんがたくさん入った袋大切に持ち歩きます。

 





【左】最後にお花畑の前で記念写真です。HPのアップ遅れてすいませんでした。


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