【行事名】 冬にやって来た身近な野鳥を観察しよう

【日 時】 2004年2月14日(土) 9:30〜12:00

【場 所】 知多市地域文化センター周辺

【天 気】 晴れ、風も無くおだやか

【参加者】 子供25人
        (会員:神野、今津、森田、蔦谷、降幡)

【内 容】
 この時期は未だ寒さがきつい時でが、春を思わせる暖かい日になりました。この日は、野外で野鳥を観察するのによい条件でした。今回、参加したのは小学生ばかりで、地域文化センターが募集して一年間シリーズで、自然体験をしてきたメンバーです。まず、地域文化センターの玄関ホールで野鳥について解説をしました。野鳥に興味の無い子もいましたが、静かに聞く事ができました。野外に出て観察を始めたが、双眼鏡の扱いになれていない子が多かったので、まず双眼鏡の操作を伝授しました。子供たちに、持参物として、双眼鏡と野鳥図鑑の指示がされていたみたいです。ほとんどの子は図鑑を大事にリックに入れたままでしたので、取り出すよう指示をしました。フイルドスコープで見た鳥の名前を教えて、図鑑調べるよう指示をしましたが調べ方が分からない子がたくさんいました。そこで索引を利用して調べる方法の実習をしました。やがて子供たちはフイルドスコープ覗いて「図鑑そっくりの鳥がいた」と感激をしていました。図鑑が先か鳥が先か。卵が先か鳥が先か。まあ、どちらでもいいです。
    追記
 地域文化センター主催のバードウオッチング。天気も良く穏やかな日和の中センターを出発。近くの池が工事中のため水が無く干潟になっていた。セキレイ・コチドリを観察。田んぼの中では、ケリがいて止まっている時のスマートさ、飛んだ時の、羽のコントラストに、歓声があがりました。奥の池では、カモがたくさん休憩中でした。ホシハジロ・キンクロハジロ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、珍しいのではヨシガモもいて、指導員のほうが喜んでしまいました。民家集落の中では、実の成る木を探して、鳥の餌の話をしました。センターへ帰って見た鳥を確認(とりあわせ)し終わりました。

【観察した野鳥】
 カワセミ、キジバト、キンクロハジロ、ケリ、コチドリ、スズメ、セグロセキレイ、ツグミ、ドバト、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ヒヨドリ、ホシハジロ、ムクドリ、メジロ、ヨシガモ。  

【観察会の様子】

 
【左】知多市地域文化センターのロビーで野鳥の生活について、出発前に事前説明を聞いています
【右】スズメが電線に止って、私たちを見下ろしていました。

 
【左】ハシブトガラスがカアカアと鳴いていました。ハシボソガラスはガアガアと声が濁ります。
【右】干上がった、馬池にコチドリが千鳥足(ちどりあし)で餌を求めていました。千鳥足はこちらが先輩です。

 
【左】ケリが水田にいました。水田の色に似ていて最初は分かりませんでした。ケリは千鳥の仲間だそうです。
【右】開けた田んぼ道で観察していると小鳥たちが左右に移動しているのが観察できました

 
【左】手前がホシハジロで遠くがヒドリガモです。どちらもウミガモといって昼間は寝ていて夜、出掛けて行き、潜って海藻等を食べます。
【右】手前がキンクロハジロのメス、遠い方がオスです。これも潜水するウミガモです。冠羽が伸びているのが特徴です。

 
【左】ヨシガモのオスです。知多地方では珍しいカモです。ナポレオンハットを持つカモと言われています。狩猟や湖沼の環境悪化で数がすごく減っているカモだそうです
【右】ヒドリガモのオスです。全国的に各所で見られるカモです。名前はオスの頭の色、緋色(ひいろ)からだそうです

 
【左】ツグミです。北の地方で雪が多い時は東海地方にたくさんやってきます。
【右】馬池の周りに遊歩道が作られ人間にはやさしくなりました。しかし、他の生き物にはどうでしょう。冬に300羽以上来ていたカモさんは戻るでしょうか。

 
【左】馬池の北側です。川や池の生き物は、この様に、ヨシが生えているところが大好きです。そして周りの傾斜が緩く、土で出来た土手が好きです。コンクリートはあまり好みません。
【右】梅が満開になりました。梅によくウグイスといいますが間違ってメジロが載っている事が多いです。

 
【左】ロウバイは別名唐梅(カラウメ)といわれ、中国原産の園芸植物です。
【右】小鳥が食べる実をつける樹木について説明しています。大きな木はクスノキ。垣根はナンテンです。どちらも小鳥が好きな実をつけます。

 
【左】サザンカです。メジロがよく蜜を吸いに来ます。
【右】ヤブツバキです。こちらもたくさん蜜を出します。ヤブツバキは花びらが固まって落ちます。

 
【左】稲荷神社にはマメナシがあります。5月の連休前に白い花を一面に咲かせてみごとなものです。
【右】玄関に魚の尾が魔よけとして飾られていました。この地域で漁業をやっている家庭で昔、家内安全と豊漁を願って飾ったそうです。これは大事な文化遺産ですので、大切にしたいものです

 
【左】野鳥観察のメンバーで記念写真を撮りました。
【右】知多市地域文化センターのロビーに戻り、今日、見た鳥を振り返りました。


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