【行事名】 冬越ししている生き物たちに会おう
【日 時】 2004年1月24日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 知多市地域文化センター→知多市大草公園
【天 気】 晴れ、森の中は風も無くおだやか
【参加者】 一般 19人
(会員:沖田、中井康、平松、浅井、加藤、山本、村井)
【内 容】
少し寒い日になりましたが、虫大好きの家族連がたくさん参加してくれました。参加者の顔ぶれを見ると、新しい人ばかりでなく、常連に近い人もたくさん見られました。ワクワクしながら大草公園に向かいました。
公園に到着したら子供たちは生き生きしています。直ぐにも行きたい気持ちを抑えて簡単な注意を聞いてから取り掛かりました。どんなものが見つかるか「宝物」でも探すわくわくした気持ちで始まり、発見の楽しさに時のたつのを忘れ、あっという間に終了を迎えました。そんな中、子供たちは、硬い木にはカミキリムシ、少し柔らかくなった木にはクワガタなど朽木の進み具合により生活している虫の違いを発見してくれました。今回はカミキリムシの幼虫多く見られたれました。1本の朽木からいくらでも見つかり、まるでカミキリのアパートがあるみたいでした。大きいものになると体長が5センチもありました。ちなみに、山奥の人たちは、燃料して使う薪割をした時に出てきたカミキリムシの幼虫を重要なタンパク源として食べていたそうです。(これは本当においしいです)
以前、大草公園の朽ち木は、園内を整備する業者が綺麗に片付けてしまい、朽ち木を探すのに苦労をしたことがあります。その後少し時間が経過したので朽ち木も少しづつ見られるようになりました。森の中の枯れた樹木や草は、分解者である虫さんやキノコが栄養分たっぷりの土に戻してくれます。栄養分たっぷりの土を利用して森の植物たちがいきいき育ち、立派な森ができあがるのです。そして、豊かな森を利用し、たくさんの獣さん、鳥さん虫さんが豊かな生活が安心してできるのです。私たち人間も森によって生かされているのです。
【観察した虫】
トビズムカデ、アカズムカデ、キマワリの幼虫、ヒゲジロハサミムシ、アリ、エグリゴミムシダマシ、クモ、ダンゴムシ。コクワガタの幼虫、コクワガタの成虫、カブトムシの幼虫、コガタスズメバチの女王など。
【観察会の様子】
【左】シートの上に朽木を並べて分解します。分解した朽木はシートの上に乗せて森に戻します。
【右】朽木の周りにはゴミムシダマシ、ダンゴムシ、ムカデなどが見られます。
【左】
【右】たくさんのカミキリムシの幼虫が見つかりました。
【左】カミキリの幼虫です。タマムシに似ています。
【右】カエルさんも出てきました。ヌマガエルでしょうか。
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