【行事名】 灯火に集まる虫の観察と虫の声を聞こう
【日 時】 2009年8月22日(土)19:30〜21:00
【場 所】 阿久比町ふれあいの森、東の空き地
【天 気】 曇り
【担 当】平松俊、平松裕
【参加者】 一般 3名(1家族)
(会員:平松裕、平松俊、榊原正、浅井)
【内 容】
ふれあいの森周辺も開発により数年前とは様変わりしてしまいました。自然が消えていくのは寂しいことです。18:30に現地に到着、いつもの場所に灯火装置をセットしました。周辺の雑草が刈り取られていて不思議に思いましたが、平松裕君が昼ごろ来て刈ってくれたそうです(感謝)。19:00過ぎて彼が来たので受付を頼みました。1般参加は1家族だけ、しかし最近ほとんどすべての観察会に参加している自然大好き家族でした。19:35全員でいつものコースをナイトハイクに出かけました。アオマツムシのうるさく鳴く坂道を上がり、カンタンの美しい合唱を聞きながらクズ原を通り抜けると雨上がりの好条件により林道脇の草むらで数匹のクロマドボタルの発光を見ることができました(ラッキー)。坂下の池ではたくさんのハイイロゲンゴロウが水面で浮き沈みを繰り返していて驚きました。水際で黒いコウチュウの大群がうごめいていて気味が悪かったですが、その正体はセマルガムシという水生昆虫と思われます。しかし集団で何をしていたかは謎です。池から引き返す途中、浅井さんが羽化最中のセミを襲って食べるウマオイムシを見つけ、自然の厳しさ残酷さを思い知らされました。ナイトハイクを終了し20:20ごろから灯火観察を始めました。開発が進む中、そこそこ虫が集まってくれました。アオドウガネやスジベニコケガなどの常連に混じり、去年に続きツノトンボがやってきて奇妙な姿に一般参加の親子は興味津々でした。珍しくカンタンが灯火にきました。アメンボ、ヒメガムシ、チビゲンゴロウなど水辺の虫が見られましたがすぐ横の水田から飛来したと思われます。平松裕君が雑草を刈ってくれたおかげです。全員で集まった虫を観察し21:20ごろ観察会を終了しました。(記・平松俊)
【観察した生き物】
◎ナイトハイクの昆虫
アオマツムシ(声)、マツムシ(声)、カンタン、キリギリス(声)、ヤブキリ(声)、ハヤシノウマオイ(声)、カヤキリ(?声)、ツユムシ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリ、ガ多種、シオカラトンボ、ハイイロゲンゴロウ、セマルガムシ(?)、クロマドボタル(幼)、ホシハラビロヘリカメムシ、アブラゼミ、オオハナアブ、ハラビロカマキリ、コカマキリ
◎灯火に来た昆虫
スジベニコケガ(多)、セジロトガリホソガ(?多)、ガ多種、アオドウガネ、ヒメコガネ、ビロウドコガネ類、チビゲンゴロウ、ヒメガムシ、ヒメケゴモクムシ(?)、ヨツモンコミズギワゴミムシ、アオバアリガタハネカクシ、ニセユミセミゾハネカクシ(?多)、ハネカクシ類、ナナホシテントウ、クロヘリヒメテントウ(?)、カミナリハムシ類、トビイロマルハナノミ、ミツモンセマルヒラタムシ(?)、ウスチャケシマキムシ(?)、ツチカメムシ(?)、ヒメツヤツチカメムシ(?)、クサギカメムシ(?)、チャバネアオカメムシ、オオチャイロナガカメムシ(?)、ケシカタビロアメンボ(?)、アオバハゴロモ、ヨコバイ類、アカハネナガウンカ、ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、イボバッタ、カンタン、ヒシバッタ、エンマコオロギ、オカメコオロギ、ツノトンボ、ウシアブ類、ハエ類、ガガンボ類、モリチャバネゴキブリ、
【観察会の様子】
【左】オオハナアブ【右】ホシハラビロヘリカメムシ
【左】ツユムシ(?) 【右】アオスジアゲハ
【観察会続き】
【左】コカマキリ
【中】カンタン(?)
【右】ショウリョウバッタの♀
【左】8
【中】クロマドボタル(幼)
【右】オカメコオロギ(?幼)
【左】11
【中】ハエの仲間(集団で葉の露?を吸っていた)
【右】セマルガムシ(?)(大群で移動していた)
【左】ウマオイムシが羽化中のセミを捕食
【中】アブラゼミ
【右】アカハネナガウンカ
【左】スジベニコケガ(灯火に来る常連でたくさん来た)
【中】ウシアブの仲間
【右】19
【左】ヒメガムシ
【中】ショウリョウバッタの♀
【右】ツノトンボ
【左】クサギカメムシ(?)
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