【行事名】 植物、野鳥、虫たちの躍動を感じよう
【日 時】 2008年.4月13日(日) 9:30〜12:00
【場 所】 阿久比エスペランス丸山駐車場〜箭比神社
【天 気】 晴れ
【担 当】 吉田、百合草
【参加者】 一般4名(大人 1名, 子供 3名)
(会員:加藤寿、伊藤祐、森田、平松裕、平松敏、門脇、今西、村瀬、古川、牧野)
【内 容】
観察会にはもってこいのうららかな春日和の中、エスペランス丸山駐車場を出発し、箭比神社の中および周辺を観察しました。
箭比神社に向かう道では、ナノハナやチューリップ、ドウダンツツジなど畑や花壇などに植えてある木や花を楽しみました。箭比神社入り口では、成長がよいハルノノゲシ、クサギの木から抜け出たエイリアンならぬボクトウガの抜け殻を発見。神社の中では、ご神木のアベマキの巨木にキノボリトタテグモの空き巣やオオワラジカイガラムシの幼虫をたくさん見つけることができました。フモトスミレの小さな花は、境内への石段の両脇に数多く咲いていました。メジロのさえずりを聞き、帰りにはメジロの巣であろうと思われる小鳥の巣を拾いました。巣材には化繊の綿やビニール紐なども使われていました。子どもたちは、ホコリタケを見つけ、小枝で軽くたたいて胞子を飛ばし遊びました。神社を通り抜けた田んぼや畑の周りではワラビをとったり、カラスノエンドウに無数いるナナホシテントウの幼虫、蛹、成虫を見比べました。今年も残念ながらトウキョウサンショウウの卵に出会うことはできませんでした。またヒメタイコウチやオオタカも見ることはできませんでしたが、昆虫や花をじっくり見たり、鳥のさえずりを聞いたり、木の葉の香りなどを感じたりと五感で感じる楽しい観察ができました。参加したお子さんも虫やカエルに触れたことが印象に残ったようでした。(記・牧野)
【観察した生き物】
◎植物
クワの雄花、ハルノノゲシ、オオジシバリ、フモトスミレ、アツミゲシ、イズセンリョウ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、タンポポ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、セリ、タネツケバナ
ワラビ、ゼンマイ、ノキシノブ、ホコリタケ
◎チョウ、ガの仲間
モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、ナミアゲハ、ルリタテハ(古川氏目撃)、シャクガの仲間、トリバガの仲間、ボクトウガ(さなぎ抜け殻)
◎コウチュウの仲間
ナナホシテントウ、コクロヒメテントウ(?)、ヒメスギカミキリ、クロウリハムシ、ウリハムシ、クロオビカサハラハムシ(?)、マダラアラゲサルハムシ、チャバラマメゾウムシ、ホシボシゴミムシ(?)、アオグロヒラタゴミムシ(?)、マルガタゴミムシ(?)、ヒラタハナムグリ、 カブトムシ(幼虫)、アオバアリガタハネカクシ、エグリゴミムシダマシ
◎ハエ、アブの仲間
シマハナアブ、アシブトハナアブ、マメヒラタアブ、オオクロバエ、キリウジガガンボ、ヒメガガンボの仲間、ユスリカの仲間
◎ハチ、アリの仲間
セイヨウミツバチ、カブラハバチの仲間、ハバチの仲間、ヒメバチの仲間、クロヤマアリ、トビイロシワアリ(?)
◎カメムシの仲間
ホソハリカメムシ、ヒメナガカメムシ、ヒメアメンボ、オオワラジカイガラムシ(幼虫?)
◎その他の昆虫
ツチイナゴ、ヒシバッタ、キリギリス(幼虫)、カマドウマの仲間、モリチャバネゴキブリ
トリバガ、ボクトウガの脱け殻、オオワラジカイガラムシ(幼虫)、エグリゴミムシダマシ♀、クロウリハムシ、バッタの幼虫、ナナホシテントウ(幼虫・蛹・成虫)、ゴモクムシの仲間、
ヒラタハナムグリ、ツチイナゴ、モンシロチョウ、ベニシジミ、モンキチョウ、アゲハチョウ、ツバメシジミ、カブトムシ(幼虫)
◎鳥
メジロ、ウグイス、キジの声、ツバメ
◎その他
アマガエル、ツチガエル、オニグモ
【観察会の様子】
【左】ドウダンツツジ 【右】オニグモ
【左】 3 【右】オオワラジカイガラムシ(幼虫)
【観察会続き】
【左】たくさんの生き物が見られました。
【右】イズセンリョウの花
【左】ボクトウガの脱け殻
【中】ホコリタケ
【右】カネコトタテグモの巣
【左】キノボリトタテグモの巣
【中】巨大カブトムシの幼虫
【右】テントウムシ幼虫
【左】テントウムシ幼虫
【右】メジロと思われる巣。化繊の綿やビニール紐も使われている