【行事名】 灯火に集まる虫の観察と虫の声を聞こう

【日 時】 2004年8月21日(土) 19:30〜21:30

【場 所】 阿久比町ふれあいの森近郊

【天 気】 晴れ

【参加者】 一般10名(大人7名, 子供3名)
        (会員:平松俊、加藤寿、榊原正、降幡、平松裕、牧野)

【内 容】
  観察場所は例年同様、「阿久比ふれあいの森」近郊の田んぼと森に囲まれたところで開催しました。集合場所は「阿久比ふれあいの森」でしたが、阿久比町のイベントを開催していたので、そこから観察場所をご案内しました。
  6:30ころから虫を集める準備をし、7:40にはアオドウガネ、ガなどまずまずの集まり具合でした。そこから、まず森に入り、鳴く虫の声を聞いたり、じっと寝ている(?)虫を観察しながら進みました。始めに聞こえてきたのはマツムシ、カンタン、ウマオイなどの声です。去年も鳴いているカンタンを見つけることができたので今年も・・・と目を凝らしていくとイヌザンショウの枝でカニクモに捕らえられた1cmほどのガを見つけることができました。こんな夜でも食物連鎖は繰り広げられているのです。それから、ウスバカゲロウ、バッタの幼虫、立派なヤブキリ(♀2匹)、ササキリ、カマキリ、アカガエルなどを次々と観察していきました。昨年見られたクロマドボタルの幼虫は今年も光っていましたが、昨年よりかなり数が少なかったです。これは昨年の観察会日前には、雨が降ったように記憶しており、エサとなる陸貝が活発に草の上まで登ってきた影響かもしれません。カンタンは声を頼りに降幡氏が捕獲、薄緑色の繊細な姿に思わず惚れ惚れ。森の岐路では参加者のお子様がカブトムシやクワガタがほしいと張り切り木々の中に進入し、巨木の根元に巨大カマドウマを発見しました。灯火のところへ戻ってくるとアオドウガネたくさん、ヒロヘリアオイラガ、ヤガの仲間、ヨコバイ、ナミテントウ、ショウリョウバッタ、ヒメガムシなどが集まっていました。今年は風のない蒸し暑い夜でした。皆様お疲れ様でした。 

【観察した昆虫】
 集計中 

【観察会の様子】

 
【左】クモがガを食べています
【右】夜休んでいるウスバキトンボを上から見ました。

 
【左】横から見たウスバキトンボ。
【右】ウマオイのお母さん。

 
【左】シオヤアブも休んでいました。
【右】ツチイナゴの幼虫です。

 
【左】トビイロスズメの幼虫でしょうか。
【右】オオカマキリも休んでいました。

 
【左】黒いのがクロマドボタルの幼虫。白いのが鳴く虫の王様、カンタンです。
【右】クロマドボタルの幼虫です。成虫は光りません。

 
【左】ホシササキリの♀
【右】ヒメガムシが飛んできました。

 
【左】モントビヒメシャク
【右】クロマダラツトガ

 
【左】イチモンジカメムシ
【右】オンブバッタ

 
【左】外来昆虫のヒロヘリアオイラガ。この幼虫は別名オコゼといって刺すので嫌われます。
【右】スジモンアツバ

 
【左】ゴマフシロキバガ
【右】ヒメエグリアツバ

 
【左】スジモンアツバ
【右】アカビロウドコガネ

 
【左】ツチカメムシ
【右】ベニモンツノカメムシ

 
【左】ハムシの仲間
【右】ヨモギネムシガ

 
【左】ヒシバッタ
【右】アメバチの仲間

 
【左】スジキリヨトウ
【右】キオビベニヒメシャク

 
【左】ガガンボの仲間
【右】アオドウガネ

 
【左】ショウリョウバッタ
【右】アカビロウドコガネ(上)とアオドウガネ。

 
【左】ホソハリカメムシ
【右】ツクツクボウシも来ました。

 
【左】エゾギクキンウワバ
【右】ワタヘリクロノメイガ

 
【左】ハラアカアオシャク
【右】モンキクロノメイガ

 
【左】スジベニコケガ
【右】ゴマダラキコケガ

 
【左】ウスベニトガリメイガ
【右】アカマダラメイガ

 
【左】モンクロシャチホコ
【右】ハネカクシの仲間

 
【左】アブの仲間と(ヨコバイ?ウンカ?)
【右】ハラオカメコオロギみたい

 
【左】ソトウスクロアツバ
【右】クロハナコヤガ

 
【左】アオドウガネ
【右】トビイロウンカ

 
【左】ヒシバッタ
【右】ワタヘリクロノメイガ


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