【行事名】 干潟の生き物を観察しよう

【日 時】 2004年7月30日(土) 10:00〜11:30

【場 所】 美浜町奥田海岸

【天 気】 晴れ、うす曇

【参加者】 子供25人と阿久比町中央公民館職員2名
        (会員:原、森田、南川、降幡)

【内 容】
 阿久比町中公民館は、毎年夏休み中に小学生を対象に自然体験・物づくり体験をすることにより、自然を大切にすることや物を大切にすることを学んでいます。「干潟の生き物を観察しよう」はその行事の一コマです。
 この日は、大きな台風10号が紀伊半島の沖にあり、ゆっくり西に進んでいました。台風の影響で、外洋の大きなうねりが伊勢湾まで入ってきていて、底波が押し寄せてきていました。いつもは波打ち際まで行き、生き物を観察していましたが、干潮で大きな干潟が出ていましたが、今回は大事をとり、堤防の直ぐ下の潮だまりで生き物を観察しました。十分な条件ではありませんでしたが、次のようなたくさんの生き物を楽しく観察することができました。
  

【観察会の様子】

 
【左】ビーチランド駐車場で諸注意と海岸での生き物観察の仕方を標本を子供たちに見せてお話しています。
【右】干潟の潮だまりで観察を始めました。

 
【左】防潮堤は磯の生き物が見られ、イボニシとイボニシの卵、タテジマイソギンチャクが張り付いています。
【右】防潮堤の割れ目にイボニシとヒザラガイが付いていました。

 
【左】死んだシオフキに干潟の掃除屋さんアラムシロガイが食事に集まっていました。
【右】ゴカイの仲間が出てきました。

 
【左】砂茶碗(すなじゃわん)といわれているツメタガイの卵塊です。
【右】干潟でアサリ、カカミガイ、シオフキなど二枚貝を食べ、アサリ業者から嫌われます。

 
【左】シオフキがツメタガイに食べられ掛けた穴です。シオフキは貝を溶かす液を出し歯舌(しぜつ)で削って穴を開けます。
【右】スナモグリは右と左のハサミの大きさが違います。アナジャコは似ていますがハサミの大きさは同じです。

 
【左】干潟にに住むタマシキゴカイです。体に付いたブヨブヨの赤いものは鰓です。
【右】タマシキゴカイ別名クロムシの卵塊です。子供たちが触って喜びます。

 
【左】アサリです。ここの海岸は養殖をしてますのでアサリを採るときは入場料が要ります。
【右】イボニシです。イボニシは肉食でフジツボなどを食べます。

 
【左】28
【右】アナアオサです。焼きそばなどにふりかけのこれみたいです。

 
【左】マメコブシガニはかわいいカニさんです。触ると死んだフリをして暫くすると前歩きをします。
【右】ワタリガニの仲間のガザミの赤ちゃんが死んでいました。

 
【左】磯で見られるクロイソカイメンが堤防に付いていました。
【右】コメツキガニが食事の後、砂団子を作っていました。美しいおなかを見せていただきました。

 
【左】子供たちはカニさんが大好きで、ヒライソガニに触りました。
【右】ハサミのところに毛が付いた、ケフサイソガニです。少し汚れたところまで生活することができます。

 
【左】ここは山王川に近い干潟ですから川に住むチチブだと思います。
【右】50

 
【左】コチの赤ちゃんみたいです。
【右】子供たちがしおだまりでヒメハゼをたくさん採ってくれました。

 
【左】アナアオサに隠れていたヨコエビも発見してくれました。
【右】南知多ビーチランドから海岸に出る途中にナツフジが咲いていました。

 
【左】河口の泥に住むヘナタリの貝殻を見つけてくれました。
【右】ウニの仲間のハスノハカシパンの殻がお気に入りでお土産に持ち帰った子がいました。

 
【左】お母さんがペットボトルの空き瓶を利用してバケツを作ってくれました。アイデア賞です。
【右】採集したものを名前を書いたバットにそれぞれ入れました。

 





【左】最後に本日採集した生き物のお話をしています。


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