「生き物の冬の生活をのぞこう」
平成15年12月21日(日)9:30〜
観察場所:阿久比町エスペランス丸山→観音寺→箭(やひ)比神社
前日の20日は何年来の大雪が降りました。名古屋市では38年振りだそうです。満38歳以下の人は記憶にないということです。もっとも物心がつくのは6〜7才ですから45才の人が覚えているかどうかですね。また、22歳で会社勤めを始めた人が定年です。最近天気予報がよく当るなど気象現象は随分解明されてきています。しかし、長期的な気象については分からないことが随分多いようです。ですから「地球温暖化説」とは反対に「地球寒冷化説」があるようです。いずれにしろ限りある資源である化石燃料を少しでも長持ちさせるためにもエネルギ−の無駄使いをしないようにしたいものです。
雪空一過の好天になりましたが、師走も20日を過ぎるとあわただしくなるのでしょうか、いつも見える顔ぶれが見えませんでした。参加してくださったのは、「阿久比くらしの会」のメンバー人たちでした。この人たちは何でも見てやろう、なんでも体験しようと、非常に意欲的な方ばかりでした。おかげさまで色々な生き物発見をし、楽しい自然観察会が出来ました。
【左】ジョロウグモは成体では冬越しをしません。もう今年最後のジョロウグモでしょうか。クモを恐れていた人も弱々しいクモを手に乗せて記念撮影ができました。
【右】青空の中、スズメが時々、下を見下ろしていました。
【左】手前がクロガネモチ、その後ろが未だ葉を落としてないコナラです。色のバランスがよかったです。
【右】カラスウリの一番きれいな時です。カラスウリの薬用について話が出ました。根を利尿、淨血、催乳として用いるそうです。
【左】カラスウリの種子です。形が奴さんみたいですね。
【右】ハラビロカマキリとオオカマキリの卵塊(らんかい)です。林の縁でオオカマキリの卵塊がいくつも見つかりました。
【左】イイギリの落ち葉にたまごの抜け殻みたいなものが付いていました。何か分かる人は教えてください。
【右】樫木山観音寺に行きお参りをしました。
【左】観音寺の坂にツブラジイがありました。知多地方ではめずらしいです。
【右】ツブラジイの近くにヒメカタショウロが生えていました。このキノコは少し毒があるといわれています。
【左】カレエダタケが直ぐ近くに生えていました。
【右】ツルグミです。枝が下向きに出ているのは何故でしょう。木によじ登るためでしょうか。
【左】ハクセキレイが畑に降りて何かを食べていました。
【右】箭比神社の入り口に説明の看板があります。「おこり」について、下の方に説明があります。
【左】境内に大きなアベマキがありました。二人では足りませんでした。
【右】直ぐ近くにヤマモモの大木がありました。4人では足りませんでした。
【左】本殿にまだ雪が残っていました。皆さんで今年最後のお願いをしました。
【右】赤い鳥居をくぐると「おこり」にかかるという言い伝えがあるので、皆さん鳥居をくぐらずに降りました。おこりは怒りでしょうか?
【左】園芸用のタバコの花だと、参加者の方から教えていただきました。
【右】ハムシの仲間みたいですが分かりません。誰か教えてください。
【左】雪ダルマが作ってありました。右からぐるぐる回って戻ったのが分かります。
【右】カナメモチの実が赤くなっていました。カナメモチはモチノキ科ではなくバラ科です。