「灯火に集まる虫と鳴く虫の声を聞こう」
8月23日(土)阿久比ふれあいの森P 19:30集合
観察場所は「阿久比ふれあいの森」東1km東の水田と森の間
8月下旬となりなりましたが真夏の暑さがここ数日続いています。何だか残暑を越えているような気がします。今年は異常季節なのでしょうか、今になって猛烈な暑さが続いていますが、夏の積算温度が足りないそうです。このため稲の穂が出るのが遅れているみたいです。10年程前に同じ現象があり、稲が不作でしたので今年も心配をしています。異常気象は地球温暖化の影響かも
集合場所でアオマツムシ、エンマコオロギ、ミツカドコオロギ、ツズレサセコオロギの鳴き声を聞くことができました。観察場所に移動しましたが、灯火に虫が集るまで時間がかかるのでナイトハイクに出かけることにしました。この日は「阿久比くらしの会」の皆さんと家族がたくさん参加され虫の音をかき消すほどにぎやかでした。それでも耳を澄ますとマツムシ、クサキリ、ハヤシノウマオイ、カンタンの鳴き声を聞くことが出来ました。また、森の中で、クロマドボタルがたくさん光っているのを観察することが出来ました。
【左】虫の数よりたくさん人が集まってきました。
【右】ナイトハイクしたら最初にクサキリの脱皮の瞬間見て感激しました。
【左】ショウリョウバッタを見つけたよ。
【右】トゲシラホシカメムシの結婚式に出会いました。
【左】これなんだ?こんな虫、見つけたよ。僕の自慢。ネコジャラシ(エノコログサ)でした。
【右】池の近くでヌマガエルをたくさん見かけました。知多ではイボガエル言っている所もあるそうです。
【左】ナイトハイクをして灯火採集の場所に戻りました。昨年より虫の集まりが少ないようでした。
【右】ヒメコガネです。土の中にタマゴを生み樹木に被害を出すことがあります。
【左】ナガコガネグモが来ました。水田に網を作ってたくさんの害虫を退治してくれます。
【右】ヨモギネムシガです。
【左】シロフコヤガです。ヌマガヤだけを食べるそうです。ヌマガヤは湿地に生える草で知多では少なくなりました。
【右】キマエホソバです。
【左】アオドウガネです。知多のどこの灯火採集でも見られる常連です。昔は少なかったそうですが最近増えているそうです。
【右】ササグモも来ました。草の陰に隠れていて獲物を捕らえます。名前はイネ科の草に多いからでしょう。
【左】クロテンヒメシャクです。
【右】カラスヨトウの仲間
【左】シロモンフサヤガです。
【右】ひとりが科 スジベニコケガ
【左】 シャクガ科 スカシエダシャク
【右】メイガ科 モモノゴマダラノメイガ
【左】キアブモドキ科?
【右】シロスジアオヨトウです。イヌタデやギシギシガ食草です。
【左】ヤガ科 ウスキミスジアツバ
【右】オンブバッタの幼虫です。どこの草むらにでもいるバッタで、オスが小さくてメスに乗っかっています。
【左】カクモンハマキです。リンゴ、ナシなどの害虫となっています。すぐ近くにナシ園がありました。
【右】ヒメコガネです。幼虫のときは地中で植物の根を食べ、成虫になると植物の葉を食べます。
【左】スジキリヨトウです。芝生によく発生するのでゴルフ場では嫌っています。
【右】ハマベアワフキです。海岸の草原でよく見られるが、荒地や休耕田でも見られます。
【左】フチベニヒメシャクです。
【右】カクモンハマキの飛び古した固体です。
【左】キベリトガリメイガです。
【右】ナカジロシタバです。サツマイモに多発生し大きな害を与えることがある。
【左】ヒシバッタです。
【右】ゴマフボクトウです。別名チャノテッポウムシと言われ、チャやヒサカキの樹に入って樹を食い荒らす。テッポウムシとは甲虫のカミキリムシのことです。
【左】ハネナガヒシバッタです。草むらでよく見る名前通りの菱形のバッタです。
【右】もうすぐ火星が最も近づく日になります。フイルドスコープで皆さんと火星を覗いてみました。