【行事名】 知多支部 親睦研修旅行in浜松 ● 知多自然観察会主催
【日 時】 2017年10月28日(土)〜29(日)
【場 所】
<1日目> 竜ヶ石山 → 竜ヶ岩洞 → 静岡県立森林公園 → 宿
<2日目> 東三河交流会 岩屋緑地
【天 気】 1日目 雨 2日目 雨
【担 当】 牧野
【参加者】 指導員:11名
(浅井一、岩本、桑原、竹内秀、永田、藤井辰、南川、村井健、吉川勉、吉房、牧野)
【内 容】
台風22号の影響で2日ともほとんど雨の中での観察となりました。
初めに雨を想定し、竜ヶ岩洞に向かいました。到着すると雨はやみ、まずは竜ヶ石山へハイキング。カルスト地形の山腹を登っていくと雨水によって浸食された筋のある珍しい石灰岩カレンフェルトを確認。動植物は、ウラナミシジミ、5cmはあろうかと思われる巨大なオオキセル、フキバッタ、キズタの花に集まる複数種のハエなどにも出会いました。竜ヶ石山山頂は359.1m、浜松市街や遠く浜名湖を眺めることができました。
竜ヶ岩洞内はマイナスイオンたっぷりの鍾乳石の世界。2億5千年前の秩父中古生層の石灰岩で形成された東海最大級の観光鍾乳洞で、見事な鍾乳石や落差30mの地底の大滝などがありました。その後、昼食をはさみ、静岡県立大学森林公園散策。
森林公園は、自然観察林の湿地植物を観察しました。花は、アケボノソウ、キセルアザミ、シラタマホシクサ、ヌマダイコン。駐車場わきには紅葉が始まったモミジバフウ、貴重なナガボナツハゼ、たくさんのキノコもありました。夜は、自然関連の会話、恒例となった桑原氏のストラップを皆さんいただきました。
2日目は朝から本格的な雨。道の駅 潮見坂から海岸線におり海の状態確認。その後、岩屋緑地へ。緑地を形成する木々の説明、コナラとアベマキの雑種、スダジイとツブラジイの雑種、外来測物ヤナギバルイラソウ、岩の裂け目の生えるトラノオシダ、ノキシノブの分類が4つに別れたこと、岩屋の断層やチャートなど興味深いお話を伺いました。
台風警報発令により早めの終了。東三河の皆様が作った数多くの手料理(ジビエカレー、鶉卵やたくあんの燻製、猪肉、ナン、うどん、柿などなど)の昼食をいただき、帰路につきました。
今回は、この観察旅行のためだけに、九州宮崎より村井氏が参加され思いで深い観察会となりました。
<様子>