【行事名】 知多支部 親睦研修旅行 福井県敦賀をたずねて ● 知多自然観察会主催
【日 時】 2016年5月27日(土)〜28(日)
【場 所】
<1日目> 中池見湿地 → 宿:敦賀半島 伝平荘
<2日目> 水晶浜 → 白木 → 池河内湿地
【天 気】 1日目 曇り 2日目 晴れ
【担 当】 牧野
【参加者】 指導員:12名
(浅井一、浅井聡、桑原、竹内秀、竹内りん、竹内大、永田、降幡、南川、森下栄、吉房、牧野)
【内 容】
敦賀市にある中池見湿地は、複数回の断層運動によってできた地形で泥炭層の厚さ、生物の多様性などからラムサール条約登録湿地となった貴重な自然の残るところです。
まずスタッフの方より概要説明を受け、その後は湿原内をじっくり時間をかけて楽しみました。希少植物のデンジソウ、ヒメビシとその種、花の終わったミツガシワ、花が終わりに近づいたサワオグルマの花、カキツバタ。湿地の生き物は田んぼの中のオタマジャクシ、小さなカエルやドジョウの赤ちゃん、タニシ、メダカ、モリアオガエルにも出会いました。
宿泊先近くの堤防から海の生き物も観察しました。小さな魚たちやナマコ、ヒトデなどを網ですくい確認。珍しいものとしては、刺激すると体の色が瞬時に変わるヒョウモンダコや鳥の羽のようなシロガヤ、ともに触ると危険だそうです。
2日目は、水晶浜と白木でビーチコーミング。
水晶浜は、サイクリングイベント開催中。浜はワカメなどの海藻、産卵に来たアメフラシとその卵などがありました。白木ではエボシガイが蔓脚を動かしている様子を見ることができました。また、海浜植物のハマヒルガオ、スナビキソウにアサギマダラが1頭、ハマニンニク、ハマサオトメカズラなどを確認。
その後、敦賀市を流れる笙の川の源流部になる池河内湿原へ。植物はハンノキが多く、カキツバタ、サワオグルマ、ヤナギトラノオ、コウホネの花が咲いていました。昆虫は、ウスバシロチョウ、幾種類ものトンボ、特にカワトンボの多さにはびっくり。湿地の中には、メダカやハゼ類のような小さな小魚、川ではナガレホトケドジョウ(?)を見ました。
2日間にわたり湿地を中心にたくさんの動植物との出会いがあり充実した時間を過ごすことができました。 (記:降幡)
【研修旅行中に撮ったもの】 (撮:牧野)