【行事名】
知多支部 研修旅行 紀伊半島南部の自然をたずねて
【日 時】
2015年10月31日(土) 〜11月1日(日)
【場 所】
和歌山県みなべ町、田辺市、白浜町
【天 気】
晴れ
【担 当】
牧野・永田
【参加者】
(南川、降幡、桑原、永田、浅井一、村瀬、今西、竹内秀、牧野、鈴木汎、吉川勉、森下、吉房)
【内 容】
お天気に恵まれ心地よい季節の中、旅をすることができた。
1日目、
まず、向かったのは「みなべ千里浜」。ここではビーチコーミングを実施。砂粒に混じった小さなタカラガイや巻貝の貝殻がいっぱいあった。
次に向かったのは南部堺港。海の中に泳ぐハコフグ発見。港では、網の手入れをする方、はえ縄漁の準備をしている方などにお話を伺う。
その後、田辺南部の天神崎へ。ここは日本ナショナルトラスト発祥の地で平らな岩礁で形成されている。大漁の釣り人に出会い魚を見せていただく立派なタイもいた。満足のいく釣りのためにはボートで沖に出なければならないようである。
2日目、
「千畳敷」と「三段壁」に向かう。「千畳敷」は、第3紀層の砂岩からなる岩盤からできており、巨大な平らな岩が不思議な景観を造っている。その南側にはそそり立つ断崖「三段壁」がある。 ここでは、イソヒヨドリ、生きたタカラガイ、タイドプールのハゼなどの小魚を観察。
真っ白なサラサラの砂で美しい砂浜「白良浜」散歩。その後、島の中央に穴のあいた「円月島」を見ながら「南方熊楠記念館」に向かう。駐車場から記念館まではヤシ科のクロツグやアコウ、オオタニワタリ等南方系の様々な植物を観察することができた。和歌山が北限となるハカマカズラの種を拾うこともできた。珍しいものとしてはサツマゴキブリの死骸をたくさん見かける。
最後は、「京都大学白浜水族館」。南紀の海の生き物を展示した水族館で、魚や無脊椎動物の展示を楽しむ。(記・牧野 )
【観察した生き物】
◎植物
ハカマカヅラ、ハマオモト、トベラ、ツワブキ、ハマヒサカキ、ナワシログミ、ネコノシタ、ハマアザミ、アゼトウナ、イソギク、ハマゴウ、
◎昆虫
サツマゴキブリ、ハイイロゲンゴロウ
◎鳥
イソヒヨドリ
◎その他
【観察会の様子】
【左】千里浜 【右】田辺港ではえ縄漁の準備をしていました
【左】天神崎の碑から見た夕日 【右】天神崎の丸山付近
【観察会続き】
【左】神戸の人たちの大漁に出合う 【中】ナショナルトラスト運動 【右】当会の理念が掲示されている
【左】天神崎の保護林の一部 【中】白浜千畳敷の風衝樹形 【右】砂岩とさざれ石状の地質観察
【左】ここが白浜 【中】熊楠記念館に入館 【右】地元の人にサツマゴキブリやハカマカヅラの情報を聞く
【左】京大水族館見学 【中】千里浜の海浜植物景観 【右】トベラ
【左】ツワブキ 【中】15? 【右】ハマヒサカキ
【左】ナワシログミ 【中】ネコノシタ 【右】ハマアザミ
【左】ハマオモト 【中】アゼトウナ 【右】イソギク
【左】ハマゴウ 【中】ハカマカヅラ 【右】ハカマカヅラの種子と莢
【左】千里浜の砂岩が入った礫岩 【中】千里浜の砂(拡大写真) 【右】千里浜に流れ着いた貝殻
【左】千里浜の石ころ 【中】アカウミガメの産卵跡 【右】アカウミガメの卵の抜け殻
【左】マツバガイとカメノテ 【中】イガイ、クロフジツボ、イワフジツボ、など 【右】水族館の水槽
【左】田辺港で頂いたサンゴ(エンタクミドリイシ?) 【中】シマスズメダイ 【右】ギンユゴイ?
【左】ハイイロゲンゴロウが海水にいました 【中】ナガウニ 【右】46?
【左】サツマゴキブリ(温暖化で北上中) 【中】サンゴ 【右】46
【左】47? 【中】48? 【右】49?
【左】50? 【中】51? 【右】52?
【左】53? 【中】54? 【右】55?
【左】56? 【中】57? 【右】58?
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