【行事名】 三重の自然をたずねて(秋の会員研修旅行)

【日 時】 2011年9月24日(土)〜9月25日(日)
【場 所】 三重県松阪市飯南町、鳥羽
【天 気】 24日(土)晴れ⇒25日(日)くもり
【担 当】竹内秀、牧野
【参加者】会員14名+2名(竹内秀、牧野、村井、山本辰、桑原、平松俊、永田、浅井一、吉川洋、降幡(24日のみ)、榊原正(泊まりのみ)、今西、村瀬、岩本+竹原、浅井慎吾)  
【内 容】
 24日(土)
 1日目は三重県自然観察指導員で松名瀬干潟の保全活動を行っている木原さんにご案内をお願いしました。 まず、初めに櫛田川河口、伊勢湾最大級の干潟である「松名瀬干潟」を観察しながら歩きました。植物は、ハマサジ、フクド、ハママツナ、ハマゴウ、ハマボウの群落などを見ることができました。ハマボウは、すでにほとんどの花は終わり実ができていましたが、幸運にも遅咲きの花を数個見ることができました。干潟の砂地の上には無数のヘナタリやウミニナ類、カニ、ヤドカリなどがいました。アイアシに根元にハクセンシオマネキがいるとのことでみんなでかなりの時間、巣穴から出てくるのを待ちました。繊細な彼らは、半身程度巣穴から登場してくれました。
 昼食は、多気町の相可高等学校の学生が経営する高校生レストランに行く予定でしたが、あいにく売り切れで、隣のレストランで食べました。 午後は、丹生付近の中央構造線や丹生水銀鉱後、夜行く予定の水屋神社でムササビの糞を見ました。
今回の宿泊先、リバーサイド茶倉は、前は、お茶畑、後ろはと櫛田川という自然と人が共存しているようなロケーションの中にありました。そこで夕食を摂り、夜は水屋神社でムササビと松阪市天文台で天体観察をしました。ムササビは複数匹登場し鳴き声も聞くことができました。天文台では星雲や木星とその衛星などを見ました。
 25日(日)
 まず向かったのは不動寺のムカデラン自生地です。ムカデランは池をはさんだ反対側の土手にあり、間近で見ることはできませんでしたが確かに茎と葉はムカデの様な形でした。
 その後、相差に向かいビーチコーミングをしワニグチモダマ、クルミなど様々な木の実を見つけました。パールロードを鳥羽方面に向かいトバリュウ化石の発見された場所へも行き、帰路につきました。(記・牧野)
【観察した生き物】
◎植物 
 
◎昆虫
  灯火:クロメンガタスズメ、メイガ類、シャクガ類、ヤガ類、ヒトリガ類などガ多種、ゴミムシ類、ガムシ類、アオドウガネ、コイチャコガネ、クリシギゾウムシ、カスミカメムシ類、ヨコバイ類、クサカゲロウ類、ヒゲナガカワトビケラ類、
  灯火以外:キチョウ、シロオビノメイガ、ホタルガ、ヤママユガ、ハグロトンボ、クロイトトンボ、オオアオイトトンボ、ギンヤンマ、ナツアカネ、ノシメトンボ、マユタテアカネ、ヒメカワチゴミムシ?、アオゴミムシ類、タマガムシ、ケシガムシ、ホソウミベハネカクシ、ナナホシテントウ、ヒメカクスナゴミムシダマシ、ヒゲブトゴミムシダマシ、クロサシガメ、スケバハゴロモ、マツモムシ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、クルマバッタモドキ、マダラバッタ、エンマコオロギ、オカメコオロギ、セスジツユムシ、エダナナフシ、トゲナナフシ、セアカケバエ、オオスズメバチ、ハラナガツチバチ類、モリチャバネゴキブリ、
  ◎鳥
 
◎その他
 
【観察会の様子】
 
【左】松名瀬干潟に到着      【右】松名瀬干潟の塩湿地を観察

 
【左】鉱山入り口の案内       【右】水銀鉱山跡にビオトープ


【観察会続き】

【左】案内をしていただいた木原さんと記念写真     【右】幹周り、全国で16位に位置する巨樹(愛知の清田の大クスも大きい)


【左】カワラヨモギ?          【中】ホソバノハマアカザ?          【右】ハマヨモギ?


【左】ハママツナ          【中】アキノミチヤナギ?          【右】ホソバノハマアカザ?


【左】ケカモノハシ          【中】ハマゼリ          【右】ハマゼリ


【左】ハマゴウ          【中】塩湿地を観察           【右】ハクセンシオマネキの巣穴観察


【左】ハクセンシオマネキ          【中】アシハラガニ          【右】アイアシの向こうにハマボウの森


【左】ハマボウ          【中】サキグロタマツメタ          【右】コオニヤンマ?


【左】中央構造線の断層面           【中】トゲナナフシ            【右】25破砕帯の岩石


【左】中央構造線の断層面            【中】丹生水銀鉱山の説明版           【右】丹生水銀鉱山坑道の入り口


【左】丹生水銀鉱山坑道の入り口           【中】水銀の分離装置           【右】ベニヒガサ


【左】アカチャツエタケ?          【中】ベニナギナタタケ           【右】クチベニタケ


【左】エリマキツチグリ           【中】水銀鉱跡           【右】ビオトープ


【左】トリゲモ           【中】ホテイアオイ(外来)          【右】ウリカワ


【左】ミズオオバコ           【中】スブタに花が咲いていました          【右】ウリカワの花、周りの広い葉はヒルムシロ


【左】マルタニシ?          【中】メダカ           【右】小石で出来ているトビケラの巣


【左】サワガニ           【中】水屋神社でムササビ観察          【右】ムササビの糞


【左】エダナナフシ♂、水屋神社で           【中】松阪市の天文台          【右】宿で灯火に来る虫の観察


【左】ヤガ類           【中】54          【右】ヤガ類


【左】マエグロホソバ♀?           【中】ヒメツバメアオシャク?          【右】エダシャク類


【左】マエアカスカシノメイガ          【中】ヤガ類          【右】ノメイガ類


【左】ヤガ類           【中】ツマジロエダシャク?         【右】マエグロホソバ♂?


【左】クロスジノメイガ?          【中】シャクガ類           【右】67


【左】ヤガ類           【中】ハマキガ類           【右】ハマキガ類


【左】シャクガ類           【中】ヤガ類           【右】ホソバガ類


【左】ナミシャク類           【中】ゴミムシ類           【右】アオドウガネ


【左】ガムシ類           【中】ヒゲナガカワトビケラ類         【右】クサカゲロウ


【左】ヨコバイ類          【右】カスミカメムシ類


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