【行事名】 朽ち木の生きもの 主催 大曾公園 

【日 時】 2022年2月27日(日) 09:30〜11:00
【場 所】 集合:大曾公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 降幡、中井
【参加者】 一般15名 (大人9名、子供6名)
      (指導員8名:浅井一、榊原正、中井、南川、降幡、森下栄、森下保、森田)
【内 容】
昨日までの暖かさを残しつつも冷たい風が雑木林を吹き抜けていました。2月開催予定の自然観察会8ヶ所の内6ヶ所は主催者によるコロナ感染自粛要請で中止されました。そんな中でしたが当主催者のご協力もあって何とか開催することが出来ました。応募者は予想を超えて9家族15名(人数制限20名)の一般参加を頂きました。観察会をWonderなものにすべく、数日前の下見で蟲トラップを6ヶ所仕掛けておきました。また、過去の観察記録から「落ち葉や朽ち木の下の生きもの」写真図鑑(ラミネート加工)にまとめ当日参加した家族(6家族分)に配布しました。9:30定時開催し担当から「危険な生きもの」「コロナ感染対策」について諸注意をした後、自由に蟲探しを始めました。多数の指導員にも個々の家族に連れ添ってガイドして頂きました。蟲トラップでは期待した種数は採取出来ませんでした。雑木林の林床が乾燥し、朽ち木や落ち葉もブナ科が少ない環境でしたので止む無しでした。それでも伐採木の下や朽ち木の中では20種を超える生きものを見つける事ができました。中でも10匹を超えて採取された生きものはハサミムシ、ムカデ、ダンゴムシの仲間たちでした。約1時間程の採集時間でしたが、あちこちで初めて触る虫たちに驚き、感動の声をあげていました。担当者もそんな声を聞くことをうれしく思います。30分間程の分かち合いの後、数種類の幼虫は好きな子どもに持ち帰ってもらい、残りは撮影後雑木林に戻してやりました。
(記・森田)
【観察した生き物】
◎落ち葉や朽ち木
クロマツ、松かさ、コナラ、イチョウ、カクレミノ、ササ
◎生きもの
コメツキムシ(成虫) 、ウバタマコメツキ(幼虫) 、カマキリ  ミノムシ、カブトムシ(幼虫)、コクワガタ(幼虫)、みみず 、コウガヒル 、ヒゲジロハサミムシ  サシガメの仲間 、クモ〈不明種)、
オオムカデ 、ジムカデの仲間 、マクラギヤスデ 、ヤスデの仲間、アブラムシの仲間 、ホソヘリカメムシ 、クロアリの仲間、イセノナミマイマイ、オオケマイマイ 、ウスカワマイマイ?
オカダンゴムシ、ワラジムシ
◎その他
メジロの巣

【観察会の様子】



【左】松の伐採木の下から開始     【右】雑木林丘の上


【左】朽ち木の中に小さな虫たち      【右】皆で見つけた生きもの、分かち合い


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】公園案内   【中】公園グラウンド工事中   【右】雑木林


【左】松の伐採木   【中】林間   【右】雑木林 丘の上


【左】蟲の落とし穴(トラップ容器と黄ペンキ目印)   【中】同左(餌は煮干し2匹)   【右】同左(トラップは6ヶ所)

観察会の様子

【左】応募参加者9家族15名   【中】開会挨拶、諸注意   【右】雑木林の丘の上


【左】伐採木の下の蟲探し   【中】落ち葉の下は蟲が少ない   【右】朽ち木の蟲探し


【左】   【中】朽ち木の蟲探し   【右】


【左】   【中】   【右】採集できた生きもの分類


【左】自慢の一品   【中】蟻の通り道 発見  【右】触って見よう、ハサミムシ、小さなムカデ

観察した生きもの

【左】ヒゲジロハサミムシ   【中】オカダンゴムシ   【右】


【左】トビズムカデ   【中】ジムカデの仲間   【右】マクラギヤスデ


【左】イシムカデ   【中】コクワガタ(幼虫)   【右】カミキリムシ(幼虫)


【左】ウバタマコメツキ(幼l虫)  【中】キマワリ(幼虫)   【右】カナブン(幼虫)


【左】カマキリ(遺骸)  【中】   【右】


【左】   【中】   【右】キマダラカメムシ


【左】   【中】  【右】クロアリ(羽アリ) 


【左】ハサミムシに挟まれてみよう   【中】コメツキムシ(成虫)   【右】ミミズの仲間


【左】ワラジムシとクモの仲間   【中】オオケマイマイ、イセノナミマイマイ   【右】メジロの巣 (合成繊維製)


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