【行事名】 朽ち木のダンゴムシたち 主催:大曽公園(岩間造園) 

【日 時】 2019年3月24日(日) 09:30〜11:30
【場 所】 集合:大曽公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田、平松俊、岩間造園(柴山)
【参加者】 一般3名 (大人1名、子供2名)
      (指導員6名:浅井一、中井三、平松俊、降幡、森田琢、吉川勉)
【内 容】
 3月19日(火)下見、24日(日)本番。
名古屋では22日に桜の開花宣言がありましたが公園の桜は全て未開花でした。昨日からの春一番の余韻が残る寒い朝からの観察会になりました。
春告鳥(ウグイス)が鳴き、ヒサカキの花が開花する雑木林ですが、間伐や剪定が適度に施されているためか、乾燥した落葉、伐採木、土壌が目立ちます。
伐採木や枯木の中から湿り気のある朽ち木を選び出し、ドライバーや鉈等を駆使して生きものを掘り出しました。1時間半程で20余種の生きものを探し出しました。
数が多いものはシロアリ、クロアリの仲間ですが、ムカデ、ハサミムシ、ダンゴムシも容易に採取できました。ゴミムシ等の甲虫類、カメムシ等は珍しい種類に出会うこともあり観察を楽しくさせてくれます。
定番のカブトムシ、コクワガタ、カナブンの幼虫は比較的大きく人気者で、今回も参加家族のうれしいお土産になりました。
最後に、採集した生きものを足の数別に分類整理しながら知見の分かち合いを終えました。
(記・森田)

【観察した生き物】
◎雑木林を構成する植物
コナライヌガシ、カクレミノ、ニセアカシア、ヒサカキ(開花)、シャリンバイ、シュロ、クロマツ、イチョウ、クロガネモチ、木本性蔓類

◎土壌動物 (足数)
陸貝類(0)など 
イセノナミマイマイ(殻)、キセルガイ(殻)、ミミズの仲間
昆虫綱(6) カブトムシ(幼虫、遺骸)、コクワガタ(幼虫)、カミキリムシ(幼虫)、カナブン(幼虫)、キマワリ(幼虫)、ミカワオサムシ、ナガニジゴミムシダマシ(成虫)、エグリゴミムシダマシ(成虫)、マイマイカブリ(成虫)、ツマキヘリカメムシ、チャバネアオカメムシ、モリチャバネゴキブリ、ケバエ(幼虫)、ヒゲジロハサミムシ、ヤマトシロアリ(幼虫)、オオアリ類(クロアリ)
蜘蛛綱(8) キシダクモの仲間
軟甲綱(14) オカダンゴムシ、ワラジムシ
ムカデ綱(30〜) トビズムカデ
ヤスデ綱(30〜) マクラギヤスデ

◎その他 (鳥の鳴き声)
ウグイス、カワラヒワ、コゲラ、ヒヨドリ、ハシボソガラス

【観察会の様子】



【左】朽ち木の中を探そう     【右】カブト虫の遺骸



【左】木蔦を剥がしてみよう      【右】コクワガタの幼虫だ!


【観察会続き】

観察会場周辺の景観 (下見)

【左】公園案内   【中】クロマツ伐採木   【右】コナラ伐採木


【左】雑木林見通し   【中】剪定木   【右】ヒサカキ 開花

観察した生きもの (観察会当日)

【左】   【中】   【右】


【左】   【中】カブトムシ(遺骸)   【右】カブトムシ(幼虫)


【左】ヤマトシロアリ   【中】オオアリ類(クロアリ)の仲間の巣   【右】オオアリ類(クロアリ)の仲間


【左】オカダンゴムシ(♂♀)   【中】ヤスデの仲間   【右】カミキリムシ(幼虫)


【左】ツマキヘリカメムシ   【中】チャバネアオカメムシ   【右】ナガニジゴミムシダマシ


【左】ミミズの仲間   【中】みみずの仲間   【右】ケバエ(幼虫)


【左】イセノナミマイマイ(殻)   【中】キシダクモの仲間   【右】マクラギヤスデ


【左】   【中】イシムカデの仲間   【右】カナブン(幼虫)



【左】ミカワオサムシ   【中】ヒゲジロハサミムシ   【右】イシムカデの仲間


【左】ワラジムシ   【中】   【右】モリチャバネゴキブリ


【左】   【中】キマワリ(幼虫)   【右】蜂の幼虫


【左】キセルガイの仲間   【中】ジムカデの仲間   【右】不明


【左】エグリゴミムシダマシ   【中】   【右】


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