自然観察会報告書

【行事名】「東邦ガスのビオトーブと森の観察会」・・知多市自然調査隊(知多市環境政策課)

【日 時】201784日(土) 9:3011:30

【場 所】東邦ガス知多緑浜工場内のビオトーブと森

【天 気】晴れ

【担 当】野村・南川 

【参加者】40名(大人15名・子供25名)知多市関係者3名・東邦ガス関係者3

【指導員】野村・降幡・吉川 勉・吉房・藤井(辰)・南川 以上6

【内 容】

今年も昨年同様の夏の観察会となり、酷暑中での観察会日となり熱中症対策を充分にして実施された。参加者も真夏の暑い日にもかかわらず、タモや虫かごを手に参加された。主催者知多市環境政策課からの挨拶と東邦ガス(株)からは東邦ガス緑浜工場の成り立ちと生産概要と「地球に優しい環境への取り組み活動」の経過をビデオで紹介があり、その後、容器に入ったマイナス160度の液化天然ガスによる実験が行われ、ゴムボールが燃焼して硬化したボールを落下させたり、ガスが燃焼するテストが実施されて、参加者、特に子供たちは驚嘆したり、感激し、液化天然ガスについて学んだ。

観察時の注意事項と観察の仕方を説明後2グループに分かれてビオトーブ回りと森周辺の生き物、植物の観察に入る。途中旧式のガス発生装置が展示してある建物の前の草むらに今年からヤギ2頭が飼われて、餌になる葛の葉や餌になる草を与えてヤギと戯れた後観察地に入る。ここの目玉は2000年に作成されたビオトープが豊かに成り立ちにそこに集う生物とその東に広がる林と草原の広陵地であり、生物多様性豊かな立地である。

ビオトーブ回りでは東海地域の固有種で知多市の天然記念物のマメナシの木には小さな実が付いていたし、水辺をスイスイ飛び、ひらひらと舞うトンボやツバメが飛び交っていた。水辺や草むらでタモを片手にトンボやバッタ、セミ、カマキリなどを無心に追う姿や観察する親子さん達が楽しむ姿があり、ビオトープの水辺の佇まいと緑豊かな森で生物多様性が実感出来た観察会であった。     (記:南川 陸夫)

                         

見られた生き物    

ギンヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ハッチョウトンボ、

アオモンイトトンボ、キイトトンボ、マイコアカネ、、キチョウ、イチモンジセセリ、アゲハチョウ、モンキチョウ、オオスミアゲハ、アブラゼミ、クマゼミ、クマバチ、アシナガバチ、コウロギ、ショウリョウバッタ、クルマバッタモドキ、イナゴ、ツチバッタ、マネコガネ、ナミテントウムシ、ヌマガエル、アマガエル、ウシガエルのオタマジャクシ、

*植物

マメナシ、クリ、サザンカ、シャリンバイ、ナワシログミ、エゴノキ、エノキ、クロマツ、アカマツ、ヤブツバキ、ガマ、ヒシ、コガマ、ヒメガマ、アシ、オオバヤシャブシ、メタセコイア、コナラ、シイ、シラカシ、ムクノキ、ヤマモモ、トウネズミモチ、クスノキ、サンゴジュ、ハンノキ、スタジイ、マテバシイ、ウバメガシ、ヒメユズリハ、マサキ、カクレミノ、イロハモミジ、クズ、マダケ、ミソハギ、

コニシキソウ、

*見聞きした鳥 

ハクセキレイ、ツバメ・キジバト、ハシボソカラス・ハシブトカラス・ヒヨドリ

 

 

 

【観察会の様子】

  東邦ガス工場の観察地の経緯と現状の説明     液化天然ガスのテスト

    

     ヤギさんが飼われていました。           アブラゼミも鳴いてました

      

 見てみてチョウトンボだよ        ギンヤンマも見つけました

    

           ビオトープにて集合写真(ヤギさんも一緒に)