【行事名】 砂浜の海浜植物をみよう
【日 時】 2011年5月22日(日) 10:30〜12:00
【場 所】 常滑市蒲池海岸
【天 気】 曇りのち雨
【担 当】 森田琢、中井三
【参加者】 大人3名、子供4名
(スタッフ:森田琢、中井三、中井康、降幡、榊原正、森田博、大野、平松俊、山本辰、古川)
【内 容】
今にも降り出しそうな雲、10時半、あいさつ後、チョット説明。
港の北側への観察開始。
港のすぐ北、堤防の内側にハマエンドウ(花)昨年より花の数も多く、サヤもできていた。
すぐ近くのコンテナのところにエビズルが多くあり、新芽の薄緑がとてもきれいであった。
ハマダイコンの花は終わりの頃で種の入った鞘を味わってみた。ダイコンそのものでとても辛い。
砂浜に降りコウボウシバとコウボウムギ(雌花が熟していた)の比較をし、ハマボウフウも花が咲き始めていた。
飛砂防止のため植えられたトベラの下に前日に設置したトラップを取り出してみた。中にはゴミムシダマシが10匹以上入っていた。
スナビキソウの花の香りを嗅いで花弁の不揃いを確認。(4,5,6弁)
一昨日NHKのテレビで蒲池海岸のハマヒルガオの花が紹介されていました。
昨年より大きな群落で今が盛りのようで参加者も歓声を上げていた。雲行きが怪しくなり、急に大雨、近くの会員宅に避難。
12時少し前 解散。 (記・ 中井三)
【観察した生き物】
◎海浜植物
ハマエンドウ、ダンチク、フイリセイヨウダンチク、スナビキソウ、ハマボウフウ、ハマヒルガオ、コウボウムギ、ハマダイコン
ツルナ、ハマゴウ、シャリンバイ、マルバアカザ、クコ、センダン
アツバキミガヨラン、コマツヨイグサ、オオフタバムグラ
◎海辺の昆虫 ・・・ あいにくの天気でじっくり観察できませんでした。
モンシロチョウ、ジャコウアゲハ、コガシラハネカクシ類、ホソウミベハネカクシ?、ナナホシテントウ、トビイロヒョウタンゾウムシ?、
コスナゴミムシダマシ?、ヒメカクスナゴミムシダマシ、マルチビゴミムシダマシ、ホソハリカメムシ、アリジゴク、ナガヒメヒラタアブ、
キアシマメヒラタアブ?、
ニクバエ類、キンバエ類、ハエ類数種、ハラナガツチバチ類、ハナバチ類、フタフシアリ類、オオハサミムシ
◎その他
【観察会の様子】
【左】暗雲立ちこめる中、不安げに観察を開始
【中】11時、雨がポツポツと降り始めた中でハマヒルガオ群落を急ぎ撮影
【右】雨宿りするも風雨が強くなり、12時に解散。午後2時30分頃に晴れ上がりました。
【観察会続き】
【左】沿岸路側帯で生き残るハマエンドウの花と種子
【中】ダンチク
【右】フイリ(セイヨウ)ダンチク
【左】5月の砂浜で咲き競う植物群、スナビキソウ群落
【中】ハマボウフウ群落
【右】ハマヒルガオ群落
【左】コウボウムギ(雌株)
【中】ハマダイコン(花と茎)
【右】ハマダイコンの根(主根と側根)
【左】ハチ目
【中】昆虫採集用トラップ
【右】餌に用いた貝の肉片に集まるゴミムシダマシ科
【左】ナナホシテントウ
【中】ハエ類(名前を知らない草に異常に多くのハエがいて近寄れず困りました)
【右】アリジゴク(海浜性のコカスリウスバカゲロウの幼虫みたいです)
【左】トビイロヒョウタンゾウムシ?
【中】コスナゴミムシダマシ?
【右】ホソハリカメムシ(知多半島のどこでも見ます)
【左】ハエ類
【中】ニクバエ類
【右】キアシマメヒラタアブ?
【左】ジャコウアゲハ♀(道路で交通事故にあっていました)
【中】キンバエ類
【右】ハナバチ類
【左】モンシロチョウ(ハマダイコン?の花に何匹も見られました)
【中】オオハサミムシ(最近は海岸でしか見ません)
【右】クモを食べるオナガグモ
【左】ジャコウアゲハ♀(道路で交通事故にあっていました)
【中】キンバエ類
【右】トベラ
【左】シャリンバイ
【右】エノキ(風の影響で横に成長している)